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マルティン・ベックシリーズ


マルティン・ベックシリーズを読んでいる。
図書館から狩りて読んでいるので、読順がばらばら。
日本でもフランスでも、訳は「笑う警官」からはじまったそうなので、まぁそれでもいいかと読んでいる。
ウィキを見ていると、②冊めから⑤冊目を読んだところ。10冊あるうちの半分を読んだので一度まとめを。


② 蒸発した男
 ハンガリーでスウェーデン人ジャーナリストが行方を絶った。休暇に出かけたマルティン・ベックは引き戻され、外務省から捜査官に任命される。“ラウル・ワレンバーグ”という前例もあるので極秘で探してくれ、という。ホテルに荷物をおいたまま姿を消したジャーナリスト。一体何があったのか。ブタペストを回りながら足取りを追うマルティン・ベック、捜査の手がかりもなく難航するうち暴漢に襲われる。手当たりしだいの連絡先に、どこか当たりがあった模様。
         
 ラウル・ワレンバーグとは何者だい、と調べると、戦時中ユダヤ人解放運動の先導者だった模様。ナチの最前線との頭脳戦に勝ち、多くのユダヤ人を救った、が、ナチスを追い払ったロシアと何があったのか、ある日ふと姿を消した。ロシアの収容所に送られた模様。

 こういう予備知識がないので、ど~してジャーナリストの失踪に、外務省がでてくるかよくわからなかった本。
 わからないままブタペストを、ぐるぐる観光させてくれた本。
 ブタペストの地下鉄って、世界で一番古いんだって。
 (読み手がまったくミステリモードじゃない。。。)

③ バルコニーの男 
 幼女連続誘拐事件。
 いつも多少人通りの絶えない公園で起こる。
 少し目を話した隙に。
 並行して起こるいくつかの事件。聞き落としたような証言が糸口となる渋いミステリ。

④ 笑う警官
 古ぼけたバスに火が放たれた。中にいた一見なんの接点もないような人々。景観も一名。隣にいた女性は愛人だったのか。どうしてバスは燃えたのか。
 マルティン・ベックが世界に知れ渡った作品。
 警察官にもいろいろあるのね、と生活感あふれる話だった。

⑤ 消えた消防車
 これは一言で言えないほど話が入り組んでいる。
 内容は消えた消防車が消えた、(2015/07/08)で書いたのでそちらを。
 話としては今まで読んだ中、これが一番印象的だった。
 マルティン・ベック、一冊だけ買っていい、と言われたらこれを選ぶかも。
 まだシリーズの半分しか読んでいないけれど。

⑥ サボイ・ホテルの殺人
 ホテルで食事中殺害された実業家。同席していた謎の女性、妻、同僚、きな臭い人間は山ほどいるが、決め手となる人物は見つからない。
いったい誰が撃ったのか。
  ラスト、それはわからないよ~、と言いたくなる一方、動機は今まで読んだどの警察/推理小説よりも、とっても納得の言ったものだった気がする。なんとなくカミューを思い出した。

あと半分、図書館次第で読んでいくつもり。


以下、マルティン・ベックシリーズ。Wikiより。
ペール・ヴァールー&マイ・シューヴァル著
①ロゼアンナ(Roseanna )1965
①蒸発した男(Mannen som gick upp i rök )1966
③バルコニーの男(Mannen på balkongen )1967
④ 笑う警官(Den skrattande polisen )1968
⑤消えた消防車(Brandbilen som försvann )1969
⑥サボイ・ホテルの殺人(Polis, polis, potatismos! )1970
⑦唾棄すべき男(Den vedervärdige mannen från Säffle )1971
⑧密室(Det slutna rummet )1972
⑨警官殺し(Polismördaren )1974
⑩テロリスト(Terroristerna )1975




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by mkbookies | 2015-10-25 21:46 | 洋書 | Comments(0)

消えた消えた消防車

笑う警官を読んで2年。
次作の“消えた消防車”を読了。

早朝に一人の男が拳銃自殺。書き置きに、マルティン・ベックと残していった。
 
一方、グンヴァルト・ラーソン警部、張り込んでいたアパートが突然爆発。娼婦や窃盗犯、ごろつきの巣食うアパートだが、娼婦は子供を助けようとする。赤ん坊は無事にキャッチ、5才もなんとか。しかし30才の母親や、若い男となると受け止める方も命がけ。
救助に気を取られていたが呼んだはずの消防署が来ない。あいつらジャンケンでもしてるのかい。
結局警部が6名救出。焼死者3名。
事件は「事故」で幕を下ろす。
しかし死亡したひとりは、発火前に息絶えていた。

刑事チームがあーだこーだ言いながら事件に取り組む。息が会っているのか合わないのか、鑑識へも誰もが五月雨式に連絡を取る。一方、鑑識が連絡をつけようとすると誰ひとりとして捕まらない。
有力な証言者は長期休暇に出かけてしまった。
24時間ですべてが解決するスピードミステリーとは大違い。
そして話はスウェーデンからデンマーク、フランス、北アフリカへと、じわじわと広がっていった。

2年前、笑う警官を読んだ時はとにかく結末を知りたくて一気読みをした。
今回は携帯、コンピュータ発生前の、スウェーデンの空気を味わいながらゆっくり読む。
読む所も木陰、窓際と涼をもとめて移動する。
まったり読みすぎて家のどこかに置き忘れ、“消えた消防車”が消えた~」と騒ぐことも。
そう言えばこの題名、“消えた消防車”、“笑う警官”も意表を突かれたが、この“消防車“も小粋だった。
暑い時には北欧小説。


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“消えた消防車”
マイ・シューヴァル、ペール・ヴァールー共著
マルティン・ベック シリーズ第5弾





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by mkbookies | 2015-07-08 16:04 | 洋書 | Comments(0)

入居しました

本の棚 http://hungry-mysteries.pagesperso-orange.fr/index.html
     http://www.geocities.jp/etagermysterieux/index.html
の別宅です。
よろしくお願いいたします。


イタリア職人の靴 ヘニング・マンケル


海を越えてやってくる女たち。
ジェイソンの船に乗って。他の船に乗って。盗んだ最新式のボードに乗って。トレーラーハウスまでやってきた。
女たちは惹きつけられる。イタリア職人の作った靴に。

色恋沙汰もあるけれど、経済に左右されない、自分たちの暮らしを淡々と書いた本。
どうしてこんなに引きつけられる?
特にはじまりは波乱も万丈もないのにどんどん読ませる。
語り手がうまいのか。
映像化されるらしい。
北の海の荒れた風景、炎、大自然、ひっそり暮らす靴職人。犬、猫。町の生活。
ハイヒールから伸びた足、女性のボクシング。
映画館で見たい話。
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原題:Italienska skor
Henning Manke




引用






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by mkbookies | 2014-02-16 16:36 | 洋書 | Comments(0)