タグ:コ-ジーミステリ ( 4 ) タグの人気記事

結婚は殺人の現場 崖っぷち転職記第四弾 エレン・ヴィエッツ

ヘレンの崖っぷち転職記、第四弾はブライダルサロン勤務。
時給は安いが売るとマージンをつけてくれるオーナー。円にして数十万単位のドレスが飛ぶように売れていく。札束をちらつかせるのは毒母。完全に母親の尻にしかれる新婦。この母親がまぁ好き放題生活を満喫しているのだわ。娘の結婚式を美男美女で飾り、若い男に唾をつけ、お抱え運転手はとっかえひっかえ、特別勤務を強いている。娘の結婚は愛情あってのものなのでしょうか。それともカネ目当てか。

高飛車な母親に、ヘレンはかろうじて耐える。ブライダルサロンではお客様が神様なのだから。
けれど、結婚式場にまで呼び出され、こきつかわれ、おまけに若い男と教会でやりたがっている母親の姿を目の当たりにしたりすると、おもわず声も荒くなる。
結婚式のリハーサル中大勢の前で大喧嘩をしてしまった。
その後その相手が殺されてしまったのだから、警察はヘレンに疑いの目を向ける。
でもこの母親、他にもいっぱい恨みを買っているんだよぉ。
言ってもそう簡単には警察は引き下がらない。
金持ち社会で、ヘレンは格好のスケープゴードなのだ。
身の潔癖を証明するには、なんとか真犯人をあげないといけない。


※※
このシリーズ、本筋以外にもたいがい二つや三つ枝葉が伸びる。彼氏の妻が彼氏のもとに舞い戻ってきたり、アパートの大家に歳相応のいい男が現れたりと、なにもかもがてんやわんや。
これでも元気に生きているのだから、こっちの多少の障害なんて、大したことではないのだなぁ、思いつつ読了。

それにしてもコージーというジャンル、たいがい主人公は「跳ねっ返り」で「負けん気が強い」。
次の巻もあるのだけれど、ちょっと鼻についてきたので、今度は違う路線の本が読みたくなる。

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Elaine VIETS著 Just Murdered
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by mkbookies | 2014-10-11 04:53 | 洋書 | Comments(0)

ヘレンの崖っぷち転職記: おかけになった犯行は (エレイン・ヴィエッツ)

ヘレンの崖っぷち転職記第三弾 「おかけになった犯行は」 (エレイン ヴィエッツ)
高級ブティック、本屋と来て次の転職先は電話セールス。
常時コンピュータの画面に向かって、コンピュータがかける先にバカ高い浄化槽クリーナーを売りつける。
当然鼻先で切られたり、なんで起こすのと怒られたり。
セールスのチーフは一席ぶつ。高くみえても、長い目で見れば安くつく。こんなに安い買い物はない。
説得力満々のチーフの言葉に乗せられて、ヘレンもついつい売ってしまう。
別にこんなにいらないのに。
コンピュータはアメリカ中に電話をかける。
これもなにも生活のため、迷いを持ちつつ売り込むが、受話器の向こうから人が締められ絶命する物音を聞くとは、夢にも思っていなかった。

結局死体なき狂言と警察に片付けられるのだが、ヘレンには物音が耳をついてはなれない。
個人で調査を始めるうちに深みにハマり、政治家、金持ちの夜のパーティにバーテンダーとして潜入することになる。
難しいカクテルを作る必要もないバーテンダー。どうしてこんなに給与がいいの?
うまい話には裏があり。

※※

本格的な事件に巻き込まれる展開。
おまけにアパートに入ってきた定年カップルも曲者で、ふたつの騒動が並行して進んでいく。
42才熟女のヘレンが公共の場でトップレスになる過程が説得力満々。
捜索や侵入時に邪魔が入らないあたりがコージーだし、ラストはとっても色ボケだけれど、それでもロマンチックミステリくらいには置きたいくらいの本だった。
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Elaine VIETS Dying to Call you



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by mkbookies | 2014-09-22 04:15 | 洋書 | Comments(0)

アメリカン コージーミステリ

エレイン・ヴィエッツ 著ヘレンの崖っぷち転職記第二弾、「死体にもカバー」を読了。

今回は本屋の店員さん。
売上が悪いわけでもなく、常時お客が来るのにチェーン店が次々と閉店していく。
経営者は大金持ちのしわい屋さん。おまけに女癖が悪い。
本売ったげるよ、言っては自費出版を目指す女たちに騙くらかす。

簡単にいえば底抜けに単純な男。

コージーによくあるようにこういう男は殺害される。
場所は密室アパート。主人公の住むアパートなのだが、ここまでの展開が事件が起こってもおかしくないが、けれども設定に不自然さはない。
(こんな素行の悪い経営者が本当にいるか、というところを除けば)

天誅、で済ませてもおかしくはない展開なのだが、問題は、主人公の女友達が誤認逮捕されたこと。
真犯人をあげないことには友達はこのまま刑務所で一生を過ごすことになる。
主人公は真相解明に聴きこみをはじめた。

※※※※

と書けばごく普通の推理小説、女子供の読むコージーのようなもの。
それでも特筆すべき点は、登場人物のぷち切れぶり。面倒見のいい美味しいものをどんどん出してくる大家マダム、アパートの住人は奢らせ魔や、いんちき臭い占い師、そして姿を見せないマリワナ男。誰もが一癖も二癖も持っている。
勤務先の本屋も、従業員、お客と変人揃い。踊りながら掃除をする店員、本で攻撃するお客、そして百合もいる?
その傍らオウムも猫も大活躍。

読んでいると、人の家におじゃまして、くつろいで休んでいるような気分になってきた。
コージーって、特にアメリカのって、肩をはらずに読めるからいいんだわぁ。
ラストもこれでいいのかこの人は、というような活劇をする輩がいて、大団円だし。
突っ込みどころ満載の、お昼のソープオペラ、夜のサスペンス劇場みたいでした。
お馬鹿な気分に浸りたい人におすすめ。

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わたしは三作目を読みはじめています。


Dead end jobシリーズ、Murder Between the Covers
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by mkbookies | 2014-08-20 04:09 | 洋書 | Comments(0)

「死ぬまでお買い物」エレイン・ヴィエッツ

Shop till Your Drop Elaine Viets

西海岸の高級ブティック、客を入店させるかさせないか、すべては店のチーフにかかっていた。
主人公は新入り店員。
冴えたビジネスウーマンだったが元夫から逃げるために、身分証明書を使わない生活を強いられている。
銀行口座を持てないため金銭はすべて現金取引。雇用主は社会保障を出さないこと。私生活では電話も引けない。
なにはともあれ勤め先はゴージャスだ。
ファッショナブルなチーフは客をあしらい、華々しい売上を上げていく。
見せに来る客達は整形美人で、私生活の愚痴をこぼしにくる。
- 彼氏が若い女と結婚するの。
- 女、殺しちゃえばいいじゃない。
そんな会話がささやかれる。

けちな給与で豪勢な暮らしを満喫するチーフ。別収入がある模様。
ドラッグ? カード? それともゆすり?
そしてチーフも消されてしまった。

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ジル・チャーチル著の、主婦探偵に似た空気をもった本。
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by mkbookies | 2014-07-22 10:19 | 洋書 | Comments(0)