タグ:キャロリン・ドゥ・ボディナ ( 3 ) タグの人気記事

ママハハ物語 (3&ラスト)

初婚でしょ、バツイチ子持ちは大変だよ、
日本でも言われるのに、父親が子どもと会う権利をきっちり保証されているフランスなんてもっと大変。


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かと言って、連休の小旅行、相手の子供を含めた移動の手配、座席の予約から支払いまで、おまけに追加メンバーの世話まで一手にやるのはやりすぎだ。
普通のフランス人ならもう見放す。
お金、ステータス、車っていうのはそこまで人を狂わせるか。
それとも純粋に彼氏が艱難辛苦を越えて一緒にいたいいい男?
仕事先で身の上相談。だれもが自分のことで手一杯。結局カップルで決めるしかない。
あなた、子守?言われながら連休に小旅行。
貸し別荘で、子どもたちの嫌がらせは増殖する。
長男は好き勝手にFacebookで実況中継。

これじゃイジメだよ。
こんなので泣いてちゃ、日本の学校は行けないよ、
思ったとたんに我に返った。
集団ヒステリー(俗にいうイジメ)がフツウ、なのか、ニッポンは。

それはさておき、言いたいことをはっきり言う彼女もさすがに子供には愛想を尽かし決裂。彼を捨て、もっと金持ちのもっと年上の男を捕まえる。
そして結末は。

作者は潔ぎよく書き終えた。
こいきな女の物語。


この本が好きなら、こっちも好きかも。
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カタリナ マゼッチ (Katarina Mazetti)LE MEC DE LA TOMBE D'A COTE (直訳 隣の墓の男)
(以前読んだときの感想がここ
スウェーデンのラブストーリー。


あと、開高健さんのロマネ・コンティ 1935。
なんだか楽しみなカップルだ。



「ママハハ物語」、日本語訳のターゲットは
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by mkbookies | 2014-02-28 13:22 | 洋書 | Comments(2)

ママハハ物語 (2) -ヤツラは日に日に進化している

救急医は思いの外早く到着した。
- アルコール飲んでる? 何を飲んだの。 君たち、親じゃないね。親はどこ? 早く連絡をとって

往年の歌手のもしかしたら最後の公演。キッズは家でDVDを見る方を選ぶだろう。昼間は子供らを疲れさせ、夜デートしたらその足で彼氏も家に返せ。それからみんなでパーティだ。
週末の夜、カップルで過ごすか、子連れで過ごすか、仲間と企てた計画は、思わぬ展開を見せていった。

- え? あなた、パリ嫌いでしょ。
- でも君が好きなんだ。君と一緒に暮らしたい。
- 今なんて言ったの? もう一度言って。
- 君と一緒に暮らしたい。
- え? もう一回

32才と45才、パリと郊外、ディズニーランド。喧嘩いざこざなんでも来い。笑いと涙のラブストーリー。

さて明日、日曜日は娘のお誕生会。
会場は元妻の家。
彼の両親も来るという。
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この先どうなる。



離婚して、子供は相手に取られても、週末隔週で子どもと過ごす権利がある。
子供は両親の宝なのです。
そして、子供は子供で自己主張、世渡り、人間関係を体で覚えていくというのは、万国共通の話だろう。
こうやって、人類は生き延びてきたんだなぁ。
他人事なら笑える話。


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by mkbookies | 2014-02-27 15:45 | 洋書 | Comments(0)

ママハハ物語


彼氏のティーンエイジャーの子どもたちがもう大変で、という紹介で手にとった本。

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32歳、自由を満喫中のOL、マチルド、パーティで初めて会ったウジェーヌに開口一番「近所の猫と同じ名前ね」
BMWのエライさんなのに。
彼の愛人はヘリコプターに乗っている。

マチルドはちょっとブリジット・ジョーンズみたいな雰囲気の女の子。(32才だし)
そうそう、こういうのが読みたかったの。
底抜けに明るそうな本。

あんたのスカート、寿司を包んだらご飯がはみ出すで。
言われるような服装をした、ホルモン満々の女性。あっちこっちから声をかけられるけれど、どうも相手をちやほやはできない。自分の気持を大切にしないとね。
でも、彼の子供は15歳に10歳。こっちもまだまだ自分のことしか見えていない。
こういうのは年の話だけでもなかろう。
一廻り以上年上の彼氏も怒ると口が悪くなる。
元妻からの風当たりも強い。
主人公が元彼と愚痴をこぼし合うシーンもまた生々しい。
この元彼の、現在つきあっている彼女も5才の子持ち。
あっちもこっちも大変だよ。

と、なんでこんなに現実味あふれる話を、わざわざ本でも読んでいるんだろう。
「しがらみから離れ、子供を預けて映画を見てみれば、こじれにこじれた男女の関係を見せられるようなもの」
ラブ・アクチュアリーの女優さん、エマ・トンプソンがそんなことを言っていた。
この「ママハハ物語」、継子が寝た後にやっとゆっくり読むには絶対に向かない本だわぁ。


キャロリン・ドゥ ボディナ(Caroline de Bodinat)著 Marâtre (2012)

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by mkbookies | 2014-02-26 20:54 | 洋書 | Comments(0)