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リサ・クレイパス Brown-eyed Girl やさしさに触れたなら

久々に横文字を読んでいる。
恋愛物。リサ・クレイパス、実業家トラヴィス家4人兄弟姉妹+父の恋愛史。
今回は3男がヒーロー。
3兄弟揃いも揃って余裕をかましたいい男。既刊本がこの前に3冊ある。大金持ちの父と性格のキツイ長男メインの話がSugar Daddy、一人娘メインがBlue-Eyed Devil、次男がSmooth Talking Stranger。どれも女性向けロマンチックラブストーリーの王道を行くような話。平たく言うとハーレクイン並み。
三浦しをんが 「ロマンス小説の七日間」で言うところの「翻訳した一生分だけ印刷して、あとは全部白紙でも、きっと読者は的確にその後の展開をラストまで想像してくれる」本。
それでも読む。
始まったとたんにああ、このヒロインがくっつくのね、とわかる筋。
それでも読む。

始まりは結婚式。
結婚式コンサルタントのヒロインは、友人の結婚式も事細かに手配をした。もう3年もこの仕事をやっている。手ぬかりなし、思ったところがトラブル続き。まずサソリが紛れ込んで来たり、結婚式のとき飛ばす白い鳩が鷹に狙われたり、-鳥を放った途端に捕獲されたりしたら式が台無しだ- 、新郎がドタキャンを申し出たり。
共同経営者の妹とひとつひとつ解決しながらさて、式もたけなわ、あとは盛り上がりをチェックして、思ったとたんにナンパされ。誘いをかけるはサソリを問答無用で退治してくれたカメラマン。名家の出身、シングルで、あからさまに接近してくる。ヒロインは、興味がないと言いながら、話をするのは肩の力も抜けた自然体。これを俗に「意気投合」というのだろうか。
だからこの先こうなって、ああなって、そしてこんなことを言い出して、結局やっぱりこうなって。

読まずにもわかるじゃん。

でも、このシリーズ、会話が粋で、結局ついつい読んでしまう。

空き時間にちょこちょこ読んでいる。
Lisa Kleypas Brown-Eyed Girl 日本語タイトル「やさしさに触れたなら」
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翻訳する人、タイトルを決める人、きっといろいろ考えたんだなぁ。




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by mkbookies | 2016-03-28 23:08 | 洋書

13人のテーブル 2016 (=12人の作家+翻訳者1名)

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13人のテーブル新刊を読む。
買ってすぐカバーを掛けたので、今年のテーマが「兄弟姉妹」だったことに後から気づいた。
家の問題は、前回の「食」よりとっても重い。
短篇集なので、一番下に連番付きのリストを挙げておく。
12人の作家と、ひとりの翻訳者で囲む13人のテーブルは、前回よりはマジだった。
以下思いつくまま順不同の感想。
※※※※※
唯一軽快だったのが⑨のイギリス娘とフレンチ男。女性だから書ける話。
 女性の夢だね、こういうツレは。

重くないといえば⑧アレクサンドラ・ラピエール 大家族に憧れた一人息子の話、
 これもコミカル。由緒有る家も大変だ。

群を抜いて社会派だったのは⑥ キャリン・ジエベル
 スリラーとも言えるミステリを書く人。
 そしてこれは、マジすぎ。

⑪はとってもけったい。アメリ・ノトン男版?と思っていたら、イケアでタンスに閉じ込められて世界を旅するインド人を書き、ベストセラーになった人の作品だった。日本語にすると間違いなくラノベになる話。この作家の発想はやっぱり一風変わっている。

② 美人の姉、はアメリを思い出した。映画アメリ・プーラン。ちょっと変わったフレンチ娘。

⑫ 完璧な一卵性双生児 連携プレイが芸術的。短い映画を見た気分。

端的な紹介で、申し訳ないのだけれど、このシリーズは日本で翻訳がでてもおかしくないほど、現代のフランスが詰まっている。
ただ、「花の都パリ」のイメージは崩れることこの上なし。

とかくこの世は人の世だ。

※※※※※※※


①フランソワーズ・ドーダン 父(←主人公)・叔父・息子の話。
②ミッシェル・ビュシ 美人の姉
③マキシム・シャッタン 被害者を残さないシリアルキラー
④ステファン・ドゥ=グロオド コーヘン一族
⑤フランスワ・デペノ 詩的に狂気
⑥キャリン・ジエベル 文化における「娘」
⑦ダグラス・ケネディ 新婚夫婦と親と伯母 
⑧アレクサンドラ・ラピエール 大家族に憧れた一人息子の話
⑨アニエス・ルディ ホテルの火災報知機が縁結びになったイギリス娘とフレンチ男 
⑩ナディン・モンフィス バー経営の姉妹とワンコ
⑪ロマン・ピュエルトラス 世界初月に行ったジプシー
⑫ベルナール・ウェーバー 完璧な一卵性双生児





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by mkbookies | 2015-11-25 06:15 | 洋書

今月の本屋さん

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アメリカ ミシガン発 ロリ・ネルソン著 The Life Liste

ここ数年のベストセラーで、気にはなっていたのだけれど、手にはとっていなかった。
もとが英語ならなんで仏語で読まんならんねん。
思いつつも原書を取り寄せるほど思い入れもなく。

先日、本屋でフランス語版を発見。
コレクショナー用、と称し、クリスマスシーズンによく出る新装版。

まずは元が
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フランス語版ではこうなって、
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今回のフレンチ新装版が
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ピンクはページの色。天地、小口だけ。中を開くと普通の白い紙に黒い文字が並んでいる。
それでもこのショッキング・ピンクに一目惚れ。



クリスマス用に、他の本で蛍光黄色、蛍光緑もあったけれどさすがに「大人買い」はせず。
義妹のクリスマスプレゼント用に買ったのだけれど、先に読むかもしれない。
これを世間では小姑根性と呼ぶ。

あと、去年のチャリティ本に続き、
これも購入。

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ちなみに去年のは
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(このブログの2014年11月にいろいろと書いた履歴あり)


人気作家がチャリティで短編を提供、売上を慈善事業食堂に寄付しましょう、という企画。
書く方もチャリティなら製版、出版も寄付。
去年は1冊3食だったのが、今年は1冊4食になっている。
物価は上がっているのだけれど、去年の出版が人を呼んだのか。

まずはまじめに第一話目から読む。
ちょっとしょぼくれたバツイチ男とフウタな弟、そして大学生からニートへと変態した息子の話。
前回食が中心だったのだけれど、今回の一話目は“フツウの庶民”

今年もちょっとずつ楽しんでいくつもり。




あと今、児童をダレンシャンを読んだり、女の子本オレリー・ラフラムを読んだり。
(紫がオレリーの一巻。表紙はフレンチ版)


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そういえばこの夏、学童用のスケジュール帳を買ってしまった。

9月始まりで、365日使える、学校用のスケジュール帳。なぜか日記として使っている。
だって中にもいろんなイラストが入っていて、可愛かったんだもん。

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これを世間ではかまとと、ぶりっ子と呼んだ時代もあったんだよな。

いいじゃん、読みたいんだから。



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by mkbookies | 2015-11-07 16:17 | 洋書

わたしの人生を変えた本。(個人限定)

相手がミスをした。または予想外の行動に出た。見逃してスルーさせる選択肢がない場合、あなたはどうしますか。

ー どうしてそんなことをしたのか、相手に理由を聞いて、自分で解決策を探させる。
ー 指示を出し直し、相手のやり直しを確認する。
ー 諭す。
ー 叱る
ー 目くじら立てて怒る。

公も私も、そんなものだと思っていた。
そんな鱗を目から落としてくれた本。
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 リサ・クレイパス 和題 「もう強がりはいらない」 
妹が突然赤ん坊を抱いて実家に現れ、あっという間に失踪する。毒母はもてあまし、長女の主人公に電話を掛けて来た。
早くどうにかしてちょうだい。
事業経営者の、若い美形な男が父親らしいと聞き、主人公は妹と子供の父親を探しに、離れた町へと車を走らせた。
 + 以前書いたあらすじはこちら

 
はい、ロマンス本です。
嘘ばっかりのご都合主義~、ロマンチックならなんでも来いじゃないのか。
でも、
この主人公の、同居人の話し方は、読んでいてツボにハマるものがあった。
全体的に性格のいい同居人ではない。菜食主義で自分勝手で自分が大事。パートナーにも自由重視。
一挙一動に同意できる男ではない。
が、

主人公が変わりを打ち明けなければいけない、切羽詰まった律儀な彼女への、対応には不意をつかれた。

以前、現実に出会った。「結局は別れてしまったけれど、口論ひとつしなかったカップル」、高速のインターチェンジのカフェで偶然相席になった「丁寧語でひそひそと注意しあうカップル」を思い出した。コンピュータ屋で技師兼店員の、推定20代の若造に、そういう話し方をする人もいた。
上から目線ではない、穏やかに、相手を聞く体制に導く人。

カナダでも一度、もう持っている空気があからさまに違う、そういう学生に会ったことがある。
(怒った時は普通のブラックのにーちゃんになっていたが)

ああいう空気はいったいどうやって身につけるのだろう。
それを目指すきっかけになった一行が載っていた。
けれどこれで他の人も人生が変えられるかというと、?、になる。
具体的にどう目指すのかなんて、どこにも一切載っていないし。
それでも、こんなふうに他人を受け入れるようになれればいいな、と思わせてくれた本。

人生を変える物なんて、人それぞれとしか言いようはない。

なにはともあれ、のんびり読むには最適な大人のロマンス本。いい男もいっぱい出てくるし、きれいなおねーちゃんもいっぱい。お金持ちもいっぱいで、会話もおしゃれで楽しい、最後は安易だけれど読後感のいい本だった。

(原題 Lisa Kleypas著 Smooth Talking Stranger)


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by mkbookies | 2015-10-17 15:51 | 洋書

ダヴィット ピーターソン

本屋で見かけた。
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外観はハードカバーの絵本のよう。
中身は漫画? BD? 
なんとでも言ってくれ。
中を開くと繊細な絵。渋い色調、そして綺麗。
強烈にツボにハマった。
これなら二木 真希子を買うかな、思って本屋を後にしたけれど、明日十中八九、買ってしまうだろう。
原書は英語らしいが、でも手っ取り早く入手できるのは近くの本屋。


ダヴィット ピーターソン HPはこちら
David Petersen で画像検索しても山ほど出てくる。

うわぁぁぁぁ。
こういう世界が出来上がっているようなブツには弱い。
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サイトの、どんどん伸びるブログが嬉しい。
一見の価値あり。




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by mkbookies | 2015-09-16 02:49 | 洋書

シングルマン返却 そして

シングルマンのDVDを図書館に返却。

しかし、コリン・ファースが駐車場で、半窓の車に手を差し入れる場面が再度見たくなった。
中に待たされワンコ。
これをコリン・ファースが猫っかわいがりする場面。


探したらYoutubeであった。




(ただしセリフは吹き替え。スペイン語?)

美人よりフォックステリアを見る男。

いい男はどうして犬とくっつくのか。




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by mkbookies | 2015-08-01 20:41 | DVD 映画

シングルマン

シングルマンを見た。

予備知識:
- 男色系
- コリン・ファース主演
- 出演受けの理由が「出演を断ろうとしたら、アパートに冷蔵庫の修理人が来て機を逸してしまった」から。

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感想:
最後の日を丁寧に追っていく、きれいな映画。
モード・デザイナーが監督のおかげか、お耽美、お耽美。
ラテン系のエキゾチックな男に、お坊っちゃまなオトコノコ。

いい男はどうして男とくっくのだろう。
繊細な映画が好きな人にはいいかもしれない。

今度はヴィス・アンダーソン系の、けったいな映画が見てみたい。



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by mkbookies | 2015-08-01 02:50 | DVD 映画

ミニオンズのあとは

なぁぁぁぁぁぁぁぁぁんにも考えなくていいアメリカアニメの次は何を見よう。
こういう記事を見つける。

http://eiga.com/news/20150731/7/ペットは飼い主の留守中何している?「ミニオンズ」スタッフ最新作の公開決定

トレーラーは


その技術をもっとちがうところに使えないのか。

思いつつ見入ってしまう。

図書館で繊細なDVDで借りたというのに。

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本では「笑う警官」の続々編、サボイホテルを読んでいる。
ここ一週間。
最後の30ページがなかなか進まないのは、きっとシリアス…モードが入っていないから。

コンピュータがあるとついついミニオンズ関連のYoutubeを見てしまう。
ちまちまキャラ、小ネタありすぎ。

シングルマンを見るのはいつになることか。





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by mkbookies | 2015-07-31 14:10 | DVD 映画

ミニオンズ

ミニオンズ、結局映画館で見る。2D。
理由は3Dがあまりにも混んでいたから。

2Dでもいいと悟る子供はいなかった。映画館は10人足らず。平均年齢推測40ちょい。
「この映画を見る理由はなんなのですか」といちいち聞きたくなるような客層だ。

で、映画。
ミニオンと言われる黄色い団体、彼らは悪者をボスと崇める習性があった。
ボスを求めて幾億年、恐竜、原始人、ナポレオン。どの強者とも共存に失敗。やむなく自分たちだけで生活をはじめた。
広々びのび暮らす日々。しかしなんだか物足りない。
有志たちは新たなボスを求めて広い世界に出ていった。

紆余曲折の中、ボス候補にあがったのは女盗賊、スカーレット。
彼女のターゲットは「英国女王の王冠」だった。

※※※※※※※

町は破壊され、バッキンガムは遊戯場。
発案者はフランス人だそうな。英国女王まで巻き込んでのどたばた劇は、英国がよくも許したなと思えるほど。
日本の皇居でこれをやるときっと一悶着だ。
そんなうんちくを並べる大人はこの映画を見る資格はない。
でも、制作者の立場からするとこれほど楽しい映画はなかろう。
脳天気で仲間思いのミニオンたち、この続編を作るとしたら、次は皇居の地下に巣食うミニオン亜種のお話か?
十二一重を引きずった魅丹苑(ミニオン)がウンカの如く右往左往。
彼らは不老不死っぽいので、話はいつまで逆上れるだろう。
そんなことを考えながら、一時間半を満喫。
大スクリーンで見るのならば、3Dで徹底的に楽しむべき映画だった。

おまけ パリ地下、ミニオンズ美術館
ダヴィンチから、ゴッホ、ピカソ、アンディ・ウォーホール等アリマス。


フレンチポスターは先日貼ったので、今回は香港バージョンを。

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by mkbookies | 2015-07-28 16:17 | DVD 映画

「Small Steps(歩く)」ルイス・サッカー著

- 高校を卒業する
- 仕事につく
- 貯金をする
- 暴力沙汰に巻き込まれないようにする。それから
- 「脇ノ下」のあだなを捨てる


更生キャンプを出たArmpit(脇ノ下)くん。高卒資格をとる学校に通いながら、あいかわらず穴を掘って暮らしている。これはれっきとした仕事。時給いくらで働いて、毎日家に帰る生活。目標通り貯金もしている。
そこに更生キャンプ仲間、X線が声を掛けて来た。
「実力派アイドル歌手のコンサート、チケット転売に出資しないか」
ダフ屋をやればがっぽがぽ。チケット代は数倍にはねあがる。
はじめは拒否した脇ノ下。けれどついには巻き込まれ、チケット売買の片棒を継ぐことになる。
転売自体はうまく収まりがついた。X線がチケットをコピーして二重に販売するまでは。

 中盤まではなにもかも思い通りに進むので、コーベンの読み過ぎで読む端から疑ってかかっていた自分が恥ずかしくなるほど純な話、だった。
まん中からいきなり急展開。チケット転売で警察の手が廻り、自分もお尋ね者になる。
一方アイドル歌手は、今までの収益金を、マネージャーに狙われる。
こいつを殺ってしまえば、遺産として大金が転がり込む、と。

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Small Steps Louis Sachar著



ちなみに一作目が こちら。
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(Holesについての過去ログはここ
一話一話リズムもよく、最後には全体が豪快にまとまる。
このシリーズは絶品だ。




by mkbookies | 2015-06-11 15:00 | 洋書