<   2015年 10月 ( 7 )   > この月の画像一覧

たわごと2



ごぶさたで、なにをやっているかというと、こういうことを少々。
b0321934_14211437.png










もしも明日があるとしたら

つらつらと不定期的に更新中。

ご気分が向けば、のぞいてやってください。





にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村

[PR]
by mkbookies | 2015-10-30 14:21 | つれづれ | Comments(0)

マルティン・ベックシリーズ


マルティン・ベックシリーズを読んでいる。
図書館から狩りて読んでいるので、読順がばらばら。
日本でもフランスでも、訳は「笑う警官」からはじまったそうなので、まぁそれでもいいかと読んでいる。
ウィキを見ていると、②冊めから⑤冊目を読んだところ。10冊あるうちの半分を読んだので一度まとめを。


② 蒸発した男
 ハンガリーでスウェーデン人ジャーナリストが行方を絶った。休暇に出かけたマルティン・ベックは引き戻され、外務省から捜査官に任命される。“ラウル・ワレンバーグ”という前例もあるので極秘で探してくれ、という。ホテルに荷物をおいたまま姿を消したジャーナリスト。一体何があったのか。ブタペストを回りながら足取りを追うマルティン・ベック、捜査の手がかりもなく難航するうち暴漢に襲われる。手当たりしだいの連絡先に、どこか当たりがあった模様。
         
 ラウル・ワレンバーグとは何者だい、と調べると、戦時中ユダヤ人解放運動の先導者だった模様。ナチの最前線との頭脳戦に勝ち、多くのユダヤ人を救った、が、ナチスを追い払ったロシアと何があったのか、ある日ふと姿を消した。ロシアの収容所に送られた模様。

 こういう予備知識がないので、ど~してジャーナリストの失踪に、外務省がでてくるかよくわからなかった本。
 わからないままブタペストを、ぐるぐる観光させてくれた本。
 ブタペストの地下鉄って、世界で一番古いんだって。
 (読み手がまったくミステリモードじゃない。。。)

③ バルコニーの男 
 幼女連続誘拐事件。
 いつも多少人通りの絶えない公園で起こる。
 少し目を話した隙に。
 並行して起こるいくつかの事件。聞き落としたような証言が糸口となる渋いミステリ。

④ 笑う警官
 古ぼけたバスに火が放たれた。中にいた一見なんの接点もないような人々。景観も一名。隣にいた女性は愛人だったのか。どうしてバスは燃えたのか。
 マルティン・ベックが世界に知れ渡った作品。
 警察官にもいろいろあるのね、と生活感あふれる話だった。

⑤ 消えた消防車
 これは一言で言えないほど話が入り組んでいる。
 内容は消えた消防車が消えた、(2015/07/08)で書いたのでそちらを。
 話としては今まで読んだ中、これが一番印象的だった。
 マルティン・ベック、一冊だけ買っていい、と言われたらこれを選ぶかも。
 まだシリーズの半分しか読んでいないけれど。

⑥ サボイ・ホテルの殺人
 ホテルで食事中殺害された実業家。同席していた謎の女性、妻、同僚、きな臭い人間は山ほどいるが、決め手となる人物は見つからない。
いったい誰が撃ったのか。
  ラスト、それはわからないよ~、と言いたくなる一方、動機は今まで読んだどの警察/推理小説よりも、とっても納得の言ったものだった気がする。なんとなくカミューを思い出した。

あと半分、図書館次第で読んでいくつもり。


以下、マルティン・ベックシリーズ。Wikiより。
ペール・ヴァールー&マイ・シューヴァル著
①ロゼアンナ(Roseanna )1965
①蒸発した男(Mannen som gick upp i rök )1966
③バルコニーの男(Mannen på balkongen )1967
④ 笑う警官(Den skrattande polisen )1968
⑤消えた消防車(Brandbilen som försvann )1969
⑥サボイ・ホテルの殺人(Polis, polis, potatismos! )1970
⑦唾棄すべき男(Den vedervärdige mannen från Säffle )1971
⑧密室(Det slutna rummet )1972
⑨警官殺し(Polismördaren )1974
⑩テロリスト(Terroristerna )1975




にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村


[PR]
by mkbookies | 2015-10-25 21:46 | 洋書 | Comments(0)

たわごと

うちの15才が、一抱えもあるような丸いパンをちぎりながら食べている。
「こういうパンを食べてると、中世にいる気分になるわ」
そうだねぇ。君は中世の頃、どこで何をしていたんだろうね。

輪廻転生という考え方がある。
この世で家族になっている人や、身近にいる人の中には、前世で縁のあった人もいる。
そういう話をどこかで読んだことがある。
 信憑性はおいておいて、「強烈にアクが強い」と思う相手とは、昔どんな関係だったのだろう。
たとえば、生まれた時から他人感の抜けない、うちの13才クン。
 私が彼岸を渡れば、全てを思い出したりもするのかな。
 一体どんな種明かしが待っているのだろう。
 そう思うと、少しは改善する気にもなってくる。
 努力だけはしてみよう。
 



にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村


[PR]
by mkbookies | 2015-10-25 20:17 | つれづれ | Comments(0)

Lost & Found (80代の活躍本)

デパートで7才の女の子、ミリーはママに言われた。
「ここで待っててね」
それがママの最後の言葉だった。

すっぽかしを食っても、きちんと待っているよい娘。
そばのマネキンと友だちになったり、「すぐ戻るから」とママに伝言を残してデパートを探検したりするうちに、カールと知りあう。
87才の養老施設を脱走した男やもめ。
その後ミリーの家の向かいに住む、82才の引きこもり寡婦も加わって、
4人の珍道中がはじまるとは、一体誰に想像ができただろうか。
4人?
ミリーとカール、アガサとマネキン。
二人分のバス代だけでメルボルンを目指す。
ママはどうやらメルボルンに向かった模様。6日後にはアメリカに飛び立つという。大変大変、急がなくっちゃ。

※※※
この物語には静がない。
メインの三人がひっきりなしに何かをしでかす。
生まれてきたからには攻めの姿勢にはいらないと。
自ら動く時が来た。
そして物事が動いていく。

久々に、読み終わるのが惜しい本。
オーストラリア発、ドタバタコメディ。
でもテーマは真剣。
「あなたもいつか死ぬのよ」
人に言ってやまない7才、
それから生物永遠のテーマ、「性」。

それ以外は、奇想天外な行動で、ピンチを切り抜けていく文無し旅行ストーリー。
単語は簡単、短文の連続でテンポはよし。登場人物は息づいている。
7才が主人公でこういう文章なら、通常児童書になるだろうが、永遠のテーマを抱えているので、完全に大人向けの本。
(永遠のテーマのメイン場面では、1ページ丸々一文、ピリオドなしで書かれていた。)
それから人の好意より自分の目的重視という、モラルに欠ける破格の行動もあるので、「これは作り事なのだから、これは物語なのだから」とわかる人じゃないと、ちょいと危険。
この危なさがウケる秘訣?
オーストラリアのベストセラーだそうな。

エピソードが盛りだくさんで、脇役も個性炸裂。語るよりもまず読んでもらいたい。
しかしあまりの臨場感のため、映画のトレーラー風に一発↓


逃げろ、逃げるんだ、デパートで警察に押さえられながら叫ぶカール(87)、
墓場でマネキンを振りかざし、青少年との乱闘に加わるアガサ(82)、

あなたたち、家族じゃないんだ。とバスの女性運転手。

列車の中でマダム曰く、- 強烈に変な子ね。
ミリー(7) - わかってるわ。

ママ、私はここよ、食堂車のテーブルクロスとメニュー、ナプキンに、大々的に書くミリー。
そして彼女の口癖は
あなたもいつか死ぬんだから。

ママァ、わたし連れてくるの、忘れてるよ~。

欠点があっても、言動が一致しなくても、心と行動が正反対でも、いいじゃないか、人間だもん。

b0321934_03582594.png









Lost & Found (Brooke Davis著)
オーストラリアンブックインダストリー賞、2015年フィクション部門受賞。


公式サイトはこちら、紹介ビデオあり。女の子が語りをやっているけれど、これはスタッフの娘さんだそうな。
あとがきに記されていた。
小さいころ母に強制された「お礼状」からはじまるあとがき。
応援してくれた人、環境、大学の教授への感謝の言葉へとつながっていく。
書いては見せ、書いては見せとしている間、はじめっから最後まで褒めまくってくれたのはお父様。
教授陣にも恵まれた。
「本泥棒」の マークース ズーサック、ローラーキングもオーストラリアだったのか。
奨学金で通わせてくれた環境へも感謝。
オスカーみたいだが、と本人が言いながら、親兄弟、親戚まで羅列。
大学生の答辞のようなものかいな。
つられて最後まで読んでしまった自分がいる。

※※※※※※※

オーストラリアといえば映画でウォルト・ディズニーの約束(Saving Mr.Banks)というのがあった。あの子役が生粋のオーストラリアっ子。ああいうのがオージー英語なのかなあぁ。
次のもう一冊、オーストラリア本が読みかけであるので、次はこれを読むかもしれない。
b0321934_05035480.png b0321934_05040438.png









左が英語版表紙、右はフランス語。
一人暮らしの母が、夜中に息子夫婦へ電話をかける。
「家の中に虎がいる気配がする」
これもなんだか、おいおいおい、という展開になりそうな。


Fiona Mcfarlane著 Night Guest

にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村


[PR]
by mkbookies | 2015-10-19 04:06 | 洋書 | Comments(0)

わたしの人生を変えた本。(個人限定)

相手がミスをした。または予想外の行動に出た。見逃してスルーさせる選択肢がない場合、あなたはどうしますか。

ー どうしてそんなことをしたのか、相手に理由を聞いて、自分で解決策を探させる。
ー 指示を出し直し、相手のやり直しを確認する。
ー 諭す。
ー 叱る
ー 目くじら立てて怒る。

公も私も、そんなものだと思っていた。
そんな鱗を目から落としてくれた本。
b0321934_15112681.png








 リサ・クレイパス 和題 「もう強がりはいらない」 
妹が突然赤ん坊を抱いて実家に現れ、あっという間に失踪する。毒母はもてあまし、長女の主人公に電話を掛けて来た。
早くどうにかしてちょうだい。
事業経営者の、若い美形な男が父親らしいと聞き、主人公は妹と子供の父親を探しに、離れた町へと車を走らせた。
 + 以前書いたあらすじはこちら

 
はい、ロマンス本です。
嘘ばっかりのご都合主義~、ロマンチックならなんでも来いじゃないのか。
でも、
この主人公の、同居人の話し方は、読んでいてツボにハマるものがあった。
全体的に性格のいい同居人ではない。菜食主義で自分勝手で自分が大事。パートナーにも自由重視。
一挙一動に同意できる男ではない。
が、

主人公が変わりを打ち明けなければいけない、切羽詰まった律儀な彼女への、対応には不意をつかれた。

以前、現実に出会った。「結局は別れてしまったけれど、口論ひとつしなかったカップル」、高速のインターチェンジのカフェで偶然相席になった「丁寧語でひそひそと注意しあうカップル」を思い出した。コンピュータ屋で技師兼店員の、推定20代の若造に、そういう話し方をする人もいた。
上から目線ではない、穏やかに、相手を聞く体制に導く人。

カナダでも一度、もう持っている空気があからさまに違う、そういう学生に会ったことがある。
(怒った時は普通のブラックのにーちゃんになっていたが)

ああいう空気はいったいどうやって身につけるのだろう。
それを目指すきっかけになった一行が載っていた。
けれどこれで他の人も人生が変えられるかというと、?、になる。
具体的にどう目指すのかなんて、どこにも一切載っていないし。
それでも、こんなふうに他人を受け入れるようになれればいいな、と思わせてくれた本。

人生を変える物なんて、人それぞれとしか言いようはない。

なにはともあれ、のんびり読むには最適な大人のロマンス本。いい男もいっぱい出てくるし、きれいなおねーちゃんもいっぱい。お金持ちもいっぱいで、会話もおしゃれで楽しい、最後は安易だけれど読後感のいい本だった。

(原題 Lisa Kleypas著 Smooth Talking Stranger)


にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村


[PR]
by mkbookies | 2015-10-17 15:51 | 洋書 | Comments(2)

フランス情報誌 ニュースダイジェスト

フランスの日本語情報誌にフランスニュースダイジェストというのがある。

ここに辻仁成氏がコラムを寄せている。
フランスパンが固くなったらどうするかとか、息子さんの友達がとう、とかパリ日常をひとりの男性として書いている。
パリ版岳物語。

あんまりおもしろいのでリンクを貼ってしまう。
椎名誠氏の岳物語のように、型破りなふたりではないけれど、
学校カルチャーショックに対面する父の様子などを、一父親の視点で書かれている。
ウンチクはいらないか。
まずは見てのご確認。こちら。8ページ目にある。

ちなみにフランスニュースダイジェストのリンクはこちら
バックナンバーはこちらから。
イギリス、ドイツ、そしてフランス語で読む日本情報もあり。

どこにいても日本語が読めるのは、とってもありがたい。





にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村

[PR]
by mkbookies | 2015-10-09 14:13 | つれづれ | Comments(0)

フォーミダーブル

カイシャの〆と本職その他が見事に重なり、目が覚めたら本職、それから出社、帰って再度コンピュータに向かい、限界に来たら睡眠、そして目が覚めたらまた、という生活を送っていた。
こういう生活が一番リズムもとれ、本当は大好きで、気分も体もハイになるなのだけれど、そのとばっちりを喰うのが家事。

買い出しは隙を見て。料理はほぼ放置。キッズ、もう中高生なのだから完璧に放置。
と決めこんでいたら年度初めの集団保護者会が入ったり、盆と正月がいっぺんに来たような大騒ぎだった。
仮眠から目を覚ましたら、高校生の“明日のお昼代、8ユーロお願い”と中学生の“英語のテキスト代7ユーロ50小切手でプリーズ”、二枚のメモがテーブルの上に置いてあったこともあった。
バタバタしながら土曜の朝にやっと納品。そしてそのままストラスブールへ遊びに行って、大聖堂の上をわいわい騒ぎながら昇ってきた。
学生みたいな生活や。
そして暇になった今日、朝からのんびり本棚あさりにネットサーフ。
宿題がなかったらなんにもやらないのも、過去の学生生活そのものやわ。

ということで今日はちょっと一休み。こんなものを見たりして。






(English man in New York Sting)
あと、先週、通勤途中に読んでいた本。

宮部みゆき氏の「ステップファーザー・ステップ」、そして北森鴻氏「支那そば館の謎」

b0321934_19152219.png










京都のお寺を中心に、元泥棒の主人公が、周囲の事件を推理する、
ちょっとおちゃらけミステリィ。

バタバタしているときは、こういう脱力できる本が一番だ。


追記:
上のビデオで、ニューヨークを歩くスティングを見ていると、ブリュッセルのストロマエ(Stromae)を思い出した。
路面電車の駅で、くだをまき、どなり、歌うストロマエ。
隠しカメラで撮られたビデオ。
見どころは手を差し伸べてくれる通行人、パトロールの警官が来る辺り?




雨の日だって悪くない。



にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村

[PR]
by mkbookies | 2015-10-04 19:19 | アルザス | Comments(0)