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DVDつれづれ

ふりだしはクリスマスDVD、「ラブ・アクチュアリー」。
昨年繰り返し見ていたものが、先日TVで放映され、これを機会に再度DVDで見直す。
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初見では強烈に登場人物がごちゃついたが、わかってみると非常にすっきり、軽快なテンポで、でも空港の笑顔が一番いい。

見終わってから家のDVDを棚卸し。
キーワードは英国物。
あったよ。
「英国王のスピーチ」。
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「高慢と偏見」でMr ダーシーを演じていたコリン・ファースがこんなことに。

時の流れに動揺しながら英国DVDを漁りに図書館へ。
DVD素人にとっては基本的なものが揃っている図書館は神の助け。

そこで見つけたのが1986年の「眺めのいい部屋」。
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日本にいた時Tにゃんと見に行ったよなぁ、思いつつ気がついた。
ミス・ハニチャーチ。右の女性は「英国王のスピーチ」のまん中の女性だ。
映画や写真は否応なしに時を超える、と思いつつ再度図書館へ。
今度は日頃の行いか、以前人からすすめられていた「高慢と偏見」があった。
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これはコリン・フィルス、若いバージョン。

そして実はミス エリザベート・バネット、「英国王のスピーチ」で言語療法士の妻を演じている。
役柄だけど、ええ、と思う変貌。
女が化けるのは万国共通だ。

しかしまぁ、この国にいてどうして英国なのだと、時の流れから現実逃避。
こっちでDVDになったばかりの「風去ちぬ」(宮崎アニメ)を見る、堀辰雄が読みたくなる。日本人であることを満喫しないと。

其の次にフランス在も満喫するつもりで「最強のふたり」を図書館から借りてくる。
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セネガル移民とパリ富豪のお騒がせコンビ。

ここに出てくるナニー(?)のイボンヌ、(アンヌ・ル・ニ)誰かに似ている、と思っていたら近所のスーパーのレジの人だった。
地元の映画は見てみるものだ。

ちょっと力が抜けたまま家のDVD在庫を覗く。
去年のチャリティ・バザーで買っていた「マンマ・ミアー」があった。
一度開けたのだけれど、ノリに今一ついていけずに途中でやめた代物。
今回はコリン・ファースもでていることだし、と思い再度セット。
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爆笑。
集団催眠じみた踊りが笑える。
舞台裏はもっと強烈。
ボーイズはゴージャスな付け合せ。
ガールズのためのガールズの映画。
ちなみにドナ他ふたりもガールズ(ギャルズ)と自然に呼ばれている。
主演よりも年下な監督もそれならガール?
それはさておき、ドナことメリル・ストリープはもともと声楽畑をめざした人。
タニヤ役はジュリアード音楽院出身、役が決まってからジャスダンスを猛特訓、ロージーは英国国宝級の俳優で、役を承諾した時に、歌ってあげると自分から歌った歌が"Take a Chance on Me"。
反面、パパ3人は見ていてはらはらさせられた。
「今回の役で、女性が男に何を求めているかよくわかったよ」と言ったのはパパB、スウェーデン人のステラン・スカルスガルド。
「歌って踊れなんて、ジョン・トラボルタを雇ったわけじゃないんだから、あるモノ(スタッフが決めた役者)で料理してくれ」はパパHのコリン・ファースの言葉。
パパSの、歌い終わった後の放心した表情がなんとも印象的だった。「このシーン、やっと終わった」
舞台がギリシャ、愛の神アフロディーテが所々出てくるだけでは飽きたらず、ラストはギリシャの神が大演奏。中にABBAのメンバーが混じっていた。どこをとってもパワフルな映画だった。

地下鉄の通路でこのミュージカル版のポスターを見たことがある。
パリにココちゃんと行った時に見たのだろうか。公開前だったか、旅行中には見られないと思ったミュージカル。
どうしてあの時、できないと思ってしまったのだろう。
インターネットのこの時代、行く気になれば行けたのに。

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年を越えて、叶う夢はある。


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by mkbookies | 2014-12-31 17:39 | DVD 映画 | Comments(0)

シャンパン・クレモン・白ワイン

赤にピノ・グリ、アペロワイン。

ビールにシュナップスにラムにキルシュ。
もう酒瓶は見たくないと思うほど飲む。

ひとつひとつは口をつける程度だったのに。

お酒に弱くなるというのはこういうことを言うのだろう。

読む量よりも読みたい本が多くて、積読本が増えるように、
ボトルもどんどん増えていく、
そんな日がいつか来るのだろうか。

前菜、メイン、付け合せにチーズ、デザート。
昼から開始のクリスマス・ランチ、
終わったのは午後5時頃。
その名残か昨日も今日も料理をする気がまったくなし。
今日は残り物のムース・オ・ショコラを、ただただひたすら食べ続ける。

伝統も胃のキャパも、そして自分の食センスも、グルメの国にはかなわないことを、クリスマスが来るたびに思い知らされる。


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by mkbookies | 2014-12-29 04:55 | つれづれ | Comments(0)

もう年末!?

クリスマス休み前で仕事が前倒し、なんだか早いテンポで進む中、翻訳の話が入ってきた。
納期は数日後。
それでなくても家の中はてんやわんや。
最終言語がフランス語なので最終チェックを頼む相手も手配しないと。
引きこもってできる作業ではない。

どうしよう。

内容に目を通す。

題材、おもしろいじゃん。
自分の趣味に直球ストライク。

多忙なフランス人のひとりに目星をつけ、まさかの時のためにもう一人の予定も確認してみる。
クリスマスの買い物する暇もないだとか、今は休みがないとかいうお返事。
ひとりに内容をちらりと見せる。
相手の興味もストライク。

昼も夜もない強行スケジュールを抱えるもう一人も巻きんだ。
フランスの醍醐味は、万事横手時間で流れること。堪能しつつ暮らした十数年を久しぶりにくつがえす日々。
寝る時間なし。
日本の師走もこうだった。
でもあれは、寝る時間がないっていうのは、忘年会がらみだったんだけどなぁ。

もういくつ寝るとヒマになる~♪

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by mkbookies | 2014-12-21 16:27 | つれづれ | Comments(0)

神様のお気に入り:三原順 

本当は子供のための本なので、ケイト・クライスを読んだ端からさっさと図書館に返す。
最後の二冊のところで息子(13才)が読みはじめた。

結局幽霊屋敷物語は再度うちに戻ってきた。

こっちは三原順のマンガを引っ張り出す。
最後の短篇集と言われる「夢の中、悪夢の中」
帽子物語が読みたくて出してきたのだけど、亜ゴルバチョフ・ファミリーの「彼女に翼を」で肝を抜かれてしまった。
この作家、こういう毒をさらっと、どきっとうまく描く。
「帽子物語」も『父の奥さんは声の大きな人で』、とか『帽子を盾にして他人を閉めだしている』とか一言一言が重い。
一筆書きで性格描写する人、というのだろうか。
その上絵も描ける。

もっと描いて/書いて欲しかった。

神様が近くに置いておきたいと、思うのも当たり前だ。



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by mkbookies | 2014-12-14 18:01 | マンガ | Comments(0)

ハリウッド (ケイト・クライス)

幽霊屋敷発信の物語、ついに映画化。作者たちはハリウッドへご招待。

著者も共演、イラストレータの11才はヒロインに。そしてヒロインは92才の人気女優が抜擢された。

私の役は私がやる~。原作者の幽霊女性もハリウッドに合流した。

しかしまぁ読まずにサインした契約書がこれまた悪質。
版権は映画会社が丸取りすることとする。
そしてヒロインは製作中に命を落とすこと。



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※※※

アメリカでは題6作目が今年の4月に出版


Greeting from the Graveyard
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墓場からお祝いを。

幽霊屋敷の住人は皆様元気そうで何よりです。




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by mkbookies | 2014-12-08 00:03 | 洋書 | Comments(0)

 ジャーニー (アーロン・ベッカー)



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これはフレンチ版の表紙。
家の人は忙しい。女の子はひとりぼっち。
部屋の中で赤いマジックを持ち、丸い円を描くと、そこから外へ飛び出した。
ことばのない、広々とした風景が見開きで広がっていく。

Journey Aaron Bekcerでググルと絵も見られるけれど、できることなら大きな原画で見たい本。


2013年8月出版


「ジャーニー 女の子と魔法のマーカー」で偕成社からも出ています。



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by mkbookies | 2014-12-07 14:13 | 洋書 | Comments(0)

明るく楽しい幽霊話、(ケイト・クライス)

さて第4弾。



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The Phantom of the Post Office

仏題は直訳すると「ゆふれいは二度憑きに来る」 (Le fantôme hante toujours deux fois)
ちなみに三作目の仏題が「死がふたりを分かつまで」
二:「私の目が黒いうちは」
一「我が死路をいく」
原題とは違うけれど、言葉遊びの基本ラインは同じ。

中身:
アメリカの片田舎にも電話とテレビとゲームは蔓延、時代は代わり、
郵便局はメールに代わられ、閉鎖危機に。
私書箱が整理されていく中で、謎の私書箱五番にも処分のお鉢がまわってくる。
この私書箱は誰のもの?
幽霊の永久登録とは本当なのか。
主人公たちの家に私書箱5からの手紙が届く。

一方、主人公11才の男の子が謎のインフルエンザで入院した。
町に遊びに(預けられに)来ていた女の子も同じ流感で病院送りに。
ふたりとも面会謝絶ということで、やりとりは手紙と本の貸し借りに限られる。

家ではゴーストライターが作家に話していた。
幼なじみがいたのよね。7才の時に町に来た男の子。
生きていれば200才近いふたりの、遠い昔の交流物語。
幼なじみは思いを残してこの世を去った、謎の私書箱5番かもしれない。

感想:
キーワードは幽霊、けれど恨みを持たない、ただ体を持たない幽霊たちが、ぞくぞくと登場するシリーズ。
どの幽霊も、最後には願いを叶えるハッピーエンド物語。

児童書なので、なのか姉妹で文と挿絵を分業している半絵本のせいか、絵のタイミングが非常にいい。
書簡の間に地方新聞が挿入され、その写真も手描き、イラスト担当の男の子の手紙も手描き。
コンピュータグラフィックとは全く次元を別にする世界に、人心地つけられる本。

Kate Klise The Phantom of the Post Office


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by mkbookies | 2014-12-03 06:30 | 洋書 | Comments(0)

死者のコインをさがせ (ケイト・クライス)


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迷い犬を拾った男の子。
それを見せられた小説家、なんでこんなよぼよぼの汚い犬を。
お館様のマダムも反対なのだが、男の子は飼いたくて仕方がない。
こいつがまた、吠えるんだわ。

一方、図書館で古いコインが見つかった。
希少価値の高額小銭。
だれがいったい間違えて入れたんだい。
持ち主がわからないうちに、またもう一枚発見。
誰の仕業なのか。

その少し前に大金持ちが亡くなっていた。
遺言が開かれたが、これがまた謎解きの必要な宝探しのような手紙。
娘と息子、無事に遺産をゲットできるか。
 ここまで読んで思う。性格が悪そうだから遺産はごっそり犬の新しい飼い主に渡るんじゃないかな。
そう、大金持ちの飼い犬が、男の子の拾った老犬だったのだ。

なにはともあれネタは揃った。この先どういう展開を見せる?

※※※※※※※

感想:仲の悪い遺産相続人たち。もめにもめるのだけれど、犬を拾った男の子の出した案がすごかった。
視覚的にも、ニンゲンカンケイ的にも。



児童書の、甘い展開といえるかもしれない。
それでも見ているだけで楽しい幽霊話で、なんだかリッチな気分にも慣れてお館にもご招待をされたような気にもなって、
なんだか気分が明るくなる本でした。
しかしまぁ、子供よりも大人の方が子供だわ。




TILL DEATH DO US BARK

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by mkbookies | 2014-12-02 05:19 | 洋書 | Comments(0)