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Dying to Meet You オンボロ屋敷へようこそ (ケイト・クライス)

一年前本屋で見かけて気になっていた本。
買おうか迷ったのだけれど、ちょうどお屋敷の本を読んだばかりで、幽霊話の本を揃えることに二の足を踏んでいた。
それをちょうど図書館で発見。
図書館さまさま。本を読む子供だか、子供に本を読ませる政策に感謝感謝。





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手書き、タイプ打ちの書簡集。

シリーズ物の続きを書くと、出版社と契約をしてからもう二年。最後日本を出したのがもう20年前のこと。
執筆と称して夏に屋敷を借りる。
- 借家人は子供の面倒を見ること、
そんな細かいところまで契約書を読んではいなかった。
猫もいる。
おまけに館が幽霊付きだって?
第一幽霊なんて存在しない。
すべては男の子のいたずらだ。
だから俺は子供が大っ嫌いなんだ!!!

※※※※※※

こんなに楽しい幽霊話ははじめてだ。
第一憑いてる女性に恨みがない。
からっと明るく、困難に立ち向かい、“みんな”で対処する人情話。

姉妹で文とイラストを担当。
家の見取り図だとか地図だとか、新聞記事や肖像画。
文字も手書き風。アメリカンな拙い活字体。
開くだけで楽しくなる本。

そして二冊目に突入。
「ハカバのハロウィーン」

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幽霊と縁もゆかりもない独身男が10才の事もの面倒を見るなんて、許されない。
役所の男が男の子を養護施設へ収容させる。そして独身男は精神療養が必要とされ病院へ監禁。
ふたりは「自宅」に手紙を書く。
独身男が病院を脱走して、男の子を養護施設から救出、無事に幽霊屋敷に戻れるか。

一方役人は、おばけなんてないさ、さまざまな問題を生むハロウィンを禁止、お化けの出てくる本を焼き払おうと革新的な案を次々と生み出していく。


児童そyなんだからきっとハッピーエンドなのだけれど、どうやって解決するか、そこの過程を楽しみに、今ゆっくりと読んでいます。
仕事をしながら。。。(こんなの読んだり打ったりする暇があったら、ちゃっちゃと仕事しろよと誰もいない背後から声が聞こえてきそう)

kate KLISE Dying to Meet You, Over My Dead Body

by mkbookies | 2014-11-30 17:08 | 洋書

クリスマスプレゼント

ここだけの話、息子(13才)のクリスマスプレゼント、もやしもん1、2巻。
物をくれるなら金をくれ、そう言ってはばからない息子ですが。
去年はそう言ってバクマンだった。
うまくはまってくれたけど、今回はどうかなぁ。

女性軍には「ジェーン・オースティンBBCドラマセット」
男性軍には宮崎アニメ。
自分の趣味の押し付けか。。。



by mkbookies | 2014-11-29 17:17 |

13人のテーブル


まとめ:














13人のテーブル (リンク先:出版社のサイト)
フランスの現代ベストセラー作家&ゴンクール賞受賞作家による短編オムニバス。

著者:フランソワーズ・ブルダン、マーク・レヴィ、エリック=エマニュエル・シュミット(「地上5センチの恋心」の原作者)、ベルナール ウェルベル( 「蟻」 の著者)、フランク・ティリエ(「GATACA」の著者)、タチアナ・ド・ロネ(「サラの鍵」)、ギルマン・ミュソ、アニエス・ルデ等。
等で片付けてはいけない旬の作家が勢揃い。
テーマは食で持ち寄り執筆。

この出版プロジェクトはすべてボランティア活動であり、利益は慈善事業団体、レストラン=ドゥ=クール(Les Restaurants du cœur)へ寄付される。
表紙の右下にこのチャリティレストランのロゴがあり、てっぺんのピンクのところに記載されている文字は「1冊の売上で配膳3人分」。ちなみに一冊5ユーロ、7百円ちょい。

目標30万部、百万食。

旬の作家が持ち寄ったものばかりなので読みやすい。表現も時代も今風。さくさく、と進むので、余韻もあるがスピード感も充分。
ごった煮も楽しみの一種なので誰がどの話を書いたのかは置いておいて、こんな話がありますよ、と端的にあらすじを。
ちなみにこれも順不同。

ある一作 :
クリスマス、ある庶民のお食事会。
久しぶりに合う身内は場の雰囲気を大事にして表面上上手く取り繕うけれど、ホントは歯に衣着せないんだよね。

ある一作 :
ご飯の前は食べちゃいけない。ママは言う。
でも今日は朝ごはんをたべそこねた。10時のオヤツは大きい子に取られちゃった。
お昼ごはんを食べに家に帰る途中、迎えに来たママはお店に買い物に入ってしまった。
僕は外で待たされる。
ママの買ったフランスパンを持たされたまま。
お腹がすいて死にそうだ。
お腹がすいた、お腹がすいた。
でも、これを食べたらママが怒る。
お腹がすいた、お腹がすいた。
- ボク、どうして泣いてるの?
知らない人が声をかけてきた。


ある一作:
海鮮レストラン。

ある一作:
アラスカ、サーモン、グリズリー。
クマは鮭を食べに川に集まる。
クマの生態観測に夫婦はキャンプを張っている。
もう何年も、熊の姿を撮影している。
熊からは電線で守られるキャンプ。
しかし今年は鮭が来ない。
クマはお腹をすかせている。
クマは人のいる場所に、徐々に近寄ってきた。
クマが来る。

ある一作:
料理オンチ娘。
モデルの母と食音痴の父の間で育ったため、いつも限りなく空っぽに近い冷蔵庫を見て育った。
お嫁に行くときも相手の親御さんから不安の声が。
さて新婚さん。夫の出世のためには食事のマナーも料理の技も、ことあるごとに試される。
人生何頃もオン・ザ・ジョブ・トレーニングだ。
そして、抜け道を探すの技も必要で。
不思議なハッピーエンド・ストーリー。

ある一作:
普段は近くのレストランで食事に出かける男やもめ、はずみで姪っ子他5名を自宅に招待してしまった。
期日は先なのでまだまだ準備する時間はあるのだけれど、うちの皿って時代遅れ。
妻の残した鍋はどこだ、地下の鍵はどこだっけ。
簡単レシピの本を見たり、レストランで特注を企んだり、右往左往するうちに時間はどんどんたっていった。
(感想)ちょっとしたドラマを見ているよう。
他人事だと笑いつつ、わかるわかると思う場面が多々あった。
家を片付けて掃除する必要がない分、このムッシューはすばらし

ある一作:
天然健忘症の母が、娘の結婚式にいどむ。
手はずを整えるのは母の役目。
義理の母は「パーフェクトな結婚式」を望んでいる。
間に立ってくれていた夫はもういない。
ああ、車の鍵が見つからない、服を着替える時間もない、携帯はどこ?
忘れ物といえば、婚約指輪も紛失したっけ。
ああ、どうしょう!!!

ある一作:
体重が激増した患者がやってきた。
患者は告白する。
いきなり食べずにいられなくなったのです。
寝ている間も食べ物がなくなっていくのです。

ある一作:
子供の時、犬をもらった。
犬はいつも座っている浮浪者の飼い犬と友達になる。
浮浪者は僕に言った。
- 君、あそこ家に住んでいるんだろう。 修理しないと危ないよ。


ある一作:
大邸宅のお食事会。今をときめく俳優から昔の友人から、幅広い知り合いを招いての豪華な食事。
飲んで話して盛大に終わるのだが。

ある一作:
病院の食事よりもバーガーだよ。
言った医者は幽霊だった。
え?嘘でしょう。
患者は病院の書類をあさり、医者の死因を知る。
あの医者が麻薬の打ち過ぎで死んでしまうなんてありえない。
患者は看護婦にたばこをねだり、ついでに車まで強引に借りて真相を探りに出かけていった。


ある一作:
昔々、友人と葬儀屋をやったことがある。墓地の墓穴に棺を下ろす前に、未亡人が穴にはまってしまった。
若い業者の頭によぎる。一回の葬儀代で二人分だ。

(感想)一見ブラック。しかし実は人情モノ。
スティーブン・キングの小説作法をなんとなく思い出した。


ある一作:
男二人の、ファンタジー?



※※※※※※※※※※※※
題名:13 à table!
著者:Françoise BOURDIN、Maxime CHATTAM、Alexandra LAPIERRE、Agnès LEDIG、Gilles LEGARDINIER、Pierre LEMAITRE、 Marc LEVY、 Guillaume MUSSO、 Jean-Marie PERIER、 Tatiana de ROSNAY、 Eric-Emmanuel SCHMITT、 Franck THILLIEZ、Bernard WERBER


by mkbookies | 2014-11-22 16:32 | 洋書

13人のテーブル

まだるっこしいので今週末にひとつにまとめることにするけれど、
今回はまだバラバラの13人のテーブル。

サラの鍵、の作者の短編がとってもフランスの結婚式でよろしかった。
義理の母とはもっと上手にやってください、と思う反面、モラハラに弱く、伴侶がいないと生きていけない女性の気持ちがよく出ていたわぁ。

フランスって、イヤなところもあるけれど、
熟年を書くには長けた国だと、こういうのを読んでいてつくづく思う。




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この本、大変おいしゅうございました。

by mkbookies | 2014-11-21 14:41 | 洋書

まだまだ続く13人のテーブル

友人と葬儀業者を営んでいた著者。墓地の墓穴に棺を下ろす前に、未亡人が穴にはまってしまった。
若い業者の頭によぎる。一回の葬儀代で二人分だ。

男の人ってどうしてこんな話で笑えるんだろう、思いつつも読みすすめた。けれどもその後の展開に涙が。

そういえば私事で、以前欧州に来たばかりの頃、独りでクリスマスを過ごすというと、クラスメートが実家に誘ってくれたことがあった。
フランスから北欧の家族へノコノコとおじゃまするわけにも、と丁重にお断りしたが幾歳過ごすにつれ、欧州の家族のクリスマスや週末、節目節目の食事というのは、それもありかと思えるようになってきた。
大事なのは、一期一会を大切にすること。

※※

続く短編は、はずみで姪っ子他5名を自宅の夕食にを招待た男やもめの話。
妻の残した鍋を捜探したり、簡単レシピの本を見たり、レストランで特注を企んだり、右往左往するうちに日が近づく。
ちょっとしたドラマを見ているよう。
他人事だと笑いつつ、わかるわかると思う場面が多々あった。
家を片付けて掃除する必要がない分、このムッシューはすばらしい。。。

※※

どの話も日常的で、フランス イコール パリ、青い目金髪を夢見る女の子には興ざめかもしれないけれど、
フランスだってフツウの人が住んでいるのだ。

読んでいて暖かくなる本。
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by mkbookies | 2014-11-15 05:28 | 洋書

13人のテーブル (お題その三)

短篇集が進む理由。
一作が短い、からでない。
一作の後味が悪いと、後味を上書きしようと次に急ぐ。

ブラックを読んですぐに、日常に戻れるほど肝っ玉が太いわけではない。

というわけで、短篇集にはブラックもあります。
その次に進んだ話はアメリ・ノートンに似た自爆型、料理オンチ話もありました。
モデルの母と食音痴の父の間に生まれた娘。料理のできない女は鉄のワラジを履いても探せ。。。

いいわぁこの本。
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by mkbookies | 2014-11-11 21:49 | 洋書

13人のテーブル (今読んでる短篇集)

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ミステリも日常物もSFもごっちゃまぜ。
中身の並べ方も作者の名前順。
出席番号順に並んでいる。

ちょうど13で区切れる仕事が入っているので、一区切りごとに一作ずつ読もう、と決める。

止まらないよ。読み出したら。

現代作家の旬の人たちばかりなので文章が読みやすい。表現も時代も今風。さくさく、と進むので、余韻もあるがスピード感もある。
仕事もそれだけ進めばいいのに。
(書いている暇があればちゃっちゃと済ませろと自問自答中)

ごった煮も楽しみの一種なので誰がどの話を書いたのかは置いておいて、こんな話がありますよ、ということで端的に。

ある一作 :
クリスマス、ある庶民のお食事会。
久しぶりに合う身内は場の雰囲気を大事にして表面上上手く取り繕うけれど、ホントは歯に衣着せないんだよね。

ある一作 :
ご飯の前は食べちゃいけない。ママは言う。
でも今日は朝ごはんをたべそこねた。10時のオヤツは大きい子に取られちゃった。
お昼ごはんを食べに家に帰る途中、迎えに来たママはお店に買い物に入ってしまった。
僕は外で待たされる。
ママの買ったフランスパンを持たされたまま。
お腹がすいて死にそうだ。
お腹がすいた、お腹がすいた。
でも、これを食べたらママが怒る。
お腹がすいた、お腹がすいた。
- ボク、どうして泣いてるの?
知らない人が声をかけてきた。


ある一作:
海鮮レストラン。

ある一作:
アラスカ、サーモン、グリズリー。
クマは鮭を食べに川に集まる。
クマの生態観測に夫婦はキャンプを張っている。
もう何年も、熊の姿を撮影している。
熊からは電線で守られるキャンプ。
しかし今年は鮭が来ない。
クマはお腹をすかせている。
クマは人のいる場所に、徐々に近寄ってきた。
クマが来る。

皆さん色々書いてるわぁ。





by mkbookies | 2014-11-09 22:23 | 洋書

13人のテーブル


読みたい本がたまっているので、絶対買わないぞと財布にお金を入れずに本屋へいく。
そこで目に入った本。

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13人のテーブル (クリックすると出版社のサイトに飛びます)
今日のお食事はみんなで13人。

13人は縁起が悪いとされているとか、参加が13人になった時、最後のひとりは「飛び込み客」と言われるとか、そんな説明はさておき、小粋なタイトル。
現代フランス人気作家のオムニバス短篇集で、著者はフランソワーズ・ブルダン、マーク・レヴィ、エリック=エマニュエル・シュミット(「地上5センチの恋心」の原作者)、ベルナール ウェルベル( 「蟻」 の著者)、フランク・ティリエ(「GATACA」の著者)、タチアナ・ド・ロネ(「サラの鍵」)、ギルマン・ミュソ、アニエス・ルデ等。
等で片付けてはいけない旬の作家が勢揃い。
テーマは食で持ち寄り執筆。

この出版プロジェクトはすべてボランティア活動であり、利益は慈善事業団体、レストラン=ドゥ=クール(Les Restaurants du cœur)へ寄付される。
表紙の右下にこのチャリティレストランのロゴがあり、てっぺんのピンクのところに記載されている文字は「1冊の売上で配膳3人分」。

目標30万部、百万食。

一冊5ユーロ、7百円ちょい。
それよりなにより、著者群が、みんな多作でどこから手をつけていいの、と思っていた作家ばかりだ。
思わず掴んでレジに向かう。
「カードで払えます?」

初心は大きく迂回して、思わぬところに着地しました。



※※※※※※※※※※※※
題名:13 à table!
著者:Françoise BOURDIN、Maxime CHATTAM、Alexandra LAPIERRE、Agnès LEDIG、Gilles LEGARDINIER、Pierre LEMAITRE、 Marc LEVY、 Guillaume MUSSO、 Jean-Marie PERIER、 Tatiana de ROSNAY、 Eric-Emmanuel SCHMITT、 Franck THILLIEZ、Bernard WERBER

by mkbookies | 2014-11-07 14:52 | 洋書

親というもの

ネットをぶらぶらしていた。
「雲雀なのりいで蝸牛枝に這う」さんのサイトの、私には素敵なお義姉さんがいますに行き当たった。
人間の格とか迫力を感じさせる、見上げたお義姉(ねえ)さまの話。

学歴といえば、うちにもとんでもないのがいるっけ。そんなことを思い出した時、先日母親と交わした会話にまで回想がつながった。

- ええやん、あんたも3年で高校出て、4年間学校行ってんから。

そこしか平等な点はないんかいな。

それでもまぁ、母は兄弟の多い家で育った人だ。
同じ思いもしたのだろうか。
苦労した分、フォローが上手い。

by mkbookies | 2014-11-04 04:24 | つれづれ

Nekonvention

「土曜日コンベンション行くから5ユーロちょうだい」
秋休み、暇を見つけてはコンピュータでゲームばかりしていたうちの中学1年生がいきなり言いだした。
「コンベンション? 会議? 集会? 何の?」
「コンベンションはコンベンション。ヴェー君と行くから。ヴェー君って言ってもいつものヴェー君とは違う子だよ。5ユーロ、5ユーロ」

じゃぁどこのヴェーくんだよ。どこであるの。
「学校の横の集会所 5ユーロ、5ユーロ」

学校の横? 土曜? イベントの張り紙なんて出てなかったけど。
「5ユーロ、5ユーロ」

的を得ないままお金を渡す。ネットでの集会だとかじゃなかろうな。
思いつつ、集会所、今日の日付でネット検索をしてみた。



アニメ、マンガの集会じゃん。
コスプレあり、マンガあり、ゲーマーイベントあり。
私も行きたい。
行きたい。
行きたい。
行きたい。(中学生の“5ユーロ”と同じ思考回路)

でもせまい会場、友達との趣味タイム、鉢合わせになったら息子怒るだろうな。
お年ごろだからなぁ。
コンベンション、明日もあるから朝イチ覗きに行こうかな。

中学生、もう一緒に遊びに行ってくれない年になったことをつくづく思い知った。





by mkbookies | 2014-11-02 00:17 | アルザス