カテゴリ:DVD 映画( 17 )

大統領の料理人

映画、大統領の料理人を今頃初めて見る。
2012年の映画で、野外劇場でも何度か上映されていたのだけれど、怠惰のため今日に至った。

フランス大統領官邸で、史上初の専属女料理人として料理人に抜擢された女性の話。

ただでさえ上下関係が激しい中に外から突然やってきた女性。
嫌がらせをするシェフ、経費削減、健康管理、疲れ果てて結局は辞職。
その後南極の“食堂シェフ”ポストに応募。採用され一年間シェフを務める。

※※※※※※

嫌がらせもトラブルも、なんだか淡々と描かれていた。これは監督の味か?
アメリカンなわざとらしさがなくてよかったが、メリハリがない気がした。
南極の場面のほうが、のびのび撮影をしていたように見えたのは気のせいか。
実際にエリゼ宮や公的な建物での撮影だったので、羽根を伸ばせというほうが無理な話か。

個人的にはメーキングのほうが興味深かった。
料理の用意をするために、専門家が作っていたのはわかるが、
料理を切り分ける役としてスタントマン(スタントウーマンか)がいたのはびっくり。
裏方のベテラン料理人いわく。
シンプルだろうがなんだろうが、料理は最高級なものを使え。

こんなのを見た後にスーパーのお魚を、それも昨日買ってきたお買い得魚を料理する後ろめたさ。
養殖でも天然でも、魚は魚、ひとつの命と思って大切にいただきます。

おいしい映画でございました。


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と、話を終えたいが、メイキングと映画を通して、一番印象が強かったのはこの物語の元になった初代女性料理人本人、ダニエル・デルブシュ。
もういいお年の方で、お孫さんも大きいのだけれど、老いがない。
物事をきちんとやった人はいくつになっても気持ちが良いほど気迫がある。

あと、ミッテラン大統領役の方、ジャン・ドルメッソン氏、映画としては初出演だったと、メーキングではじめて知った。
予定していた男優が話を蹴り、回ってきた役だった。
本職は文士さんで、アカデミー・フランセーズの会員。そして、ミッテラン大統領が退任時に、一番最後に会見をした人。
シラク大統領に代わられる二時間前に、二時間の会見。
この時も、ミッテラン大統領から突然のご指名がかかったという。
チャンスは突然やってくる。日頃の行いが大事なのね。

苦労もいろいろ見せられたけれど、最後は笑ってほろりの映画だった。


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by mkbookies | 2015-11-02 03:29 | DVD 映画 | Comments(0)

地上5センチの恋心 オデット・トゥールモンドゥ


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「地上5センチの恋心」
この映画は面白い、と以前から噂を聞いていたが、このタイトルがオデット・トゥールモンド(Odette Toulemende)とは思ってもいなかった。
ジャケを見ると一目瞭然じゃん。

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笑って踊れる元気な映画。

夫に先立たれ、子供を成人させたオデット。昼間はデパートの店員、夜は羽根装飾を作っている。
子どもたちは実家住まいで、ボーイフレンドを連れてきたり、同居人を増やしたり。ご飯の支度はおかぁちゃん任せ。
40代は多忙のまんま。
唯一の息抜きが読書。それも一人の作家を繰り返して読む。
近くでサイン会が開かれるときき、朝からそわそわ、盛り上がるオデット。
盛り上がりすぎて自分の名前もまともに言えず、間違った名前でサインされてしまった。

そんな純な40代が子供に押されてファンレターを書く。
運良く再度サイン会。書評に酷評がでて客足の少ないサイン会、今回はきちんと対話もできた。立ち直ったオデットのもとに、ファンレターを読んだ作家がやってきた。



※※※※※※※

感想:

オデットがときどき顔を合わせるJ・J、ジーザース・クライスト(キリスト)。
ぶっとんだような、印象に残る存在だった。
あのJJに会いたくて、原作も繰ってみた。
映画は原作に忠実に再現してあったが、ただ原作にJ・Jは出てこなかった。
原作者は敬虔なキリスト教徒と聞いている。それでもこの脚色はどこから来たのだろう。
知りたいような、夢で済ませておきたいような。
オデットもなんだか福娘に似ていた。このおめでたさ、この明るさ、このリズム感、そしてちょっと泣けるところもあり。お正月あたりに見たい映画。






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by mkbookies | 2015-09-09 03:42 | DVD 映画 | Comments(0)

エマ・トンプソン

エマ・トンプソン&いい男マッチング映画を続けて観た。

The Love Punch と新しい人生のはじめかた。(Last Chance for Love)
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でっかいほうが別れた夫とのはちゃめちゃコメディ、小さい方はしみじみ熟年男女の出会い。

コメディは派手に笑いを目指し、しみじみはじっくり人間味を語る。
どちらもストーリーは簡単。

コメディのほうはまず英国からはじまる。
夫の勤め先が買収された。会社はなんの通達もなしに閉鎖。次の給与の保証はない。こっちは生活がかかっているのだと買収元に乗り込むことに。目的地はパリにある。エマ・トンプソン演じる元妻はフランス語喋れるだろう、と半ば無理やり同行させられる。さてさて従業員への給与を、なんとかひねりだすことはできるだろうか。
パリから南仏まで風光明媚な映像がいっぱい。
奇想天外な展開もいっぱい。

一方、「新しい人生のはじめかた」しみじみ版はアメリカから話がはじまった。
アメリカのミュージシャン、ダスティン・ホフマンは娘の結婚式に参加するためにロンドンへと飛び立った。
なんとなく人とうまくやっていけないこのお父ちゃん、華がなくノリも悪い。タイミングも読めないからか、実の娘からも敬遠されている。
バージンロードの同行も断られ、しょぼくれている時、ロンドン在の一人ランチ女性、エマ・トンプソンの姿が目に入った。

会話が弾み、楽しい時間が流れていく。しかしお互い知らない者同士。距離を取りつつ折り合いをつける。徐々に親しくなれるか否か。

ストーリーは単純明快。見知らぬ物同士のロンドン数日間、という感じ。
話にメリハリをつけてくれるのはエマ・トンプソンの母。寡婦として一日家で過ごす母は、隣家の男を窓から観察しては逐一娘に報告してくる。
あれはきっと現代版切り裂きジャックよ。

登場人物は皆どこにでもいる普通に人たち。朴訥として地味なだけに、心情がゆっくりと伝わってくる。
温かい気分に包まれて、いつまでも見ていたいような映画だった。

どちらもエマ・トンプソン&いいオトコの映画だが雰囲気は両極端。そう思って監督をチェックしてみたら、両方共ジョエル・ホプキンスだった。
え? 同じ監督?
ここまで違う映画を作るか。
ちなみに「新しい人生のはじめかた」は2008年、Love Punch は2013年の映画。
次はどんな映画を見せてくれのだろう。




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by mkbookies | 2015-08-19 06:05 | DVD 映画 | Comments(0)

absolutely anything

映画を見てきた。
「absolutely anything」






イギリスの、多分ロンドンにて、犬と暮らす独身男。ひょんなことから“望みをすべて叶える力”を手に入れた。
勤め先の学校の、上司よ優しくなれ、クラスよ模範クラスになれ、同僚の想いを叶えてやれ。
同じアパートの女性も自分のものになればいいのに。
次から次へと希望はでるが、言葉を得た飼い犬の本心を知ったりと、予期せぬ出来事が連発する。
その上馬鹿とチカラは使いよう、と悪用する男も出てくる始末で。


筋書きは単純。くっだらなぁい。ティーンの映画にもなりそう。でも出演者の年齢層がちょいと高いなぁ、思っていたら大どんでん返し。
この展開は不意をつかれた。ティーンには、ミニオンズで充分だ。
なにはともあれ、いくつになっても出会いは必要。欲も希望も捨ててはいけない。
それに、映画は、気分転換の一手なのだ。主要人物の平均年齢が30前後。人生これからが勝負のお年。楽しく笑って過ごさなくっちゃ。おちゃらけ感がいっぱいで、犬もわんさか出てきていた。(これは結構ポイントが高い。途中ダレてもけっして犬からは目が離せない)。
そしてラストの突然の変化球。完全に死角を突かれたよ。
おまけに映画館を出てからも、尽きることのないネタがある。

「望みがいくつでも叶うなら、いったい自分は何を願おう」

わたしなら、キッズには各自の望みの仕事につかせて、望みの人生が送れるようにさせる(※)。
(※ どれもお天道さまに顔向けのできる道であること)
親族一同は宝くじで各自億万長者にさせて、あとは勝手にやっとくれ。
それから戦争がなくなることと、大気洗浄、水浄化。それから、それから。
自分自身には雑巾猫二匹と、気ままな暮らし。こんな風に好きなことを書き散らかしてやっていければ万々歳だ。

映画を見終わって数時間。今も楽しい気分が続いている。

※※※※※※※※

あとからネットで調べて知ったけれどワンコの声はロビン・ウィリアムズだったのね。






(このワンコの声)

言われてみればエンドロールで収録風景を撮影されていたワンコの声優さん、どうみてもロビン・ウィリアムズだった。
(リンク:プレミア

製作者や協賛のリストと並行して、観客を惹きつけるようには作ってあったが、それでも軽く見流してしまった。
もっとちゃんと観ておけばよかった~。



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by mkbookies | 2015-08-13 07:26 | DVD 映画 | Comments(0)

シングルマン返却 そして

シングルマンのDVDを図書館に返却。

しかし、コリン・ファースが駐車場で、半窓の車に手を差し入れる場面が再度見たくなった。
中に待たされワンコ。
これをコリン・ファースが猫っかわいがりする場面。


探したらYoutubeであった。




(ただしセリフは吹き替え。スペイン語?)

美人よりフォックステリアを見る男。

いい男はどうして犬とくっつくのか。




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by mkbookies | 2015-08-01 20:41 | DVD 映画 | Comments(0)

シングルマン

シングルマンを見た。

予備知識:
- 男色系
- コリン・ファース主演
- 出演受けの理由が「出演を断ろうとしたら、アパートに冷蔵庫の修理人が来て機を逸してしまった」から。

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感想:
最後の日を丁寧に追っていく、きれいな映画。
モード・デザイナーが監督のおかげか、お耽美、お耽美。
ラテン系のエキゾチックな男に、お坊っちゃまなオトコノコ。

いい男はどうして男とくっくのだろう。
繊細な映画が好きな人にはいいかもしれない。

今度はヴィス・アンダーソン系の、けったいな映画が見てみたい。



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by mkbookies | 2015-08-01 02:50 | DVD 映画 | Comments(0)

ミニオンズのあとは

なぁぁぁぁぁぁぁぁぁんにも考えなくていいアメリカアニメの次は何を見よう。
こういう記事を見つける。

http://eiga.com/news/20150731/7/ペットは飼い主の留守中何している?「ミニオンズ」スタッフ最新作の公開決定

トレーラーは


その技術をもっとちがうところに使えないのか。

思いつつ見入ってしまう。

図書館で繊細なDVDで借りたというのに。

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本では「笑う警官」の続々編、サボイホテルを読んでいる。
ここ一週間。
最後の30ページがなかなか進まないのは、きっとシリアス…モードが入っていないから。

コンピュータがあるとついついミニオンズ関連のYoutubeを見てしまう。
ちまちまキャラ、小ネタありすぎ。

シングルマンを見るのはいつになることか。





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by mkbookies | 2015-07-31 14:10 | DVD 映画 | Comments(0)

ミニオンズ

ミニオンズ、結局映画館で見る。2D。
理由は3Dがあまりにも混んでいたから。

2Dでもいいと悟る子供はいなかった。映画館は10人足らず。平均年齢推測40ちょい。
「この映画を見る理由はなんなのですか」といちいち聞きたくなるような客層だ。

で、映画。
ミニオンと言われる黄色い団体、彼らは悪者をボスと崇める習性があった。
ボスを求めて幾億年、恐竜、原始人、ナポレオン。どの強者とも共存に失敗。やむなく自分たちだけで生活をはじめた。
広々びのび暮らす日々。しかしなんだか物足りない。
有志たちは新たなボスを求めて広い世界に出ていった。

紆余曲折の中、ボス候補にあがったのは女盗賊、スカーレット。
彼女のターゲットは「英国女王の王冠」だった。

※※※※※※※

町は破壊され、バッキンガムは遊戯場。
発案者はフランス人だそうな。英国女王まで巻き込んでのどたばた劇は、英国がよくも許したなと思えるほど。
日本の皇居でこれをやるときっと一悶着だ。
そんなうんちくを並べる大人はこの映画を見る資格はない。
でも、制作者の立場からするとこれほど楽しい映画はなかろう。
脳天気で仲間思いのミニオンたち、この続編を作るとしたら、次は皇居の地下に巣食うミニオン亜種のお話か?
十二一重を引きずった魅丹苑(ミニオン)がウンカの如く右往左往。
彼らは不老不死っぽいので、話はいつまで逆上れるだろう。
そんなことを考えながら、一時間半を満喫。
大スクリーンで見るのならば、3Dで徹底的に楽しむべき映画だった。

おまけ パリ地下、ミニオンズ美術館
ダヴィンチから、ゴッホ、ピカソ、アンディ・ウォーホール等アリマス。


フレンチポスターは先日貼ったので、今回は香港バージョンを。

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by mkbookies | 2015-07-28 16:17 | DVD 映画 | Comments(0)

グラン ブタペスト ホテル


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映画館にかかっていた「建物」のポスター。ただの大きな建物なのだが、明らかに「変」なオーラがただよっていた。
結局DVDで見たが、
やっぱり変。
山の中にある大きな、由緒ありげなホテル。
ひとりの顧客が、唐突に隣の部屋の住人と話をはじめる。
このホテルの経営者だと名乗る男は、最初はしがないドアボーイだった。
学歴もなければパスポートもない外国人の男の子。
いかにしてホテル王となったのか。
男はゼロから話しはじめた。

淡々としたペース。
派手さもアクションも暴力もない。
いや、全てあるのだけれど、語り口(撮り口)がまったく予想外。
目が離せない。
続きが気になる。
人物がどれも強烈なインパクトをもっている。
モブですら個性的。
こういう映画の製作者っていったいどういう人なんだろう。

あらためて調べたら、有名な監督、ウェス・アンダーソンの作品だった。
先日テレビでちらりと見はじめて、何度か中座を試みながら、結局最後まで目を離せなかった、ムーンライトキングダムもこの人の作品だった。
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二年前に一度見ただけなのに、筋まで言える不思議な映画。
でも口では不思議さは伝えられない。
監督がいいのか、脚本のおかげなのか。
ウェス・アンダーソン氏は両方を兼ねている。
脳の中の、普段使っていない神経を、妙に覚醒させた映画だった。


映画と言えばつい最近見たものが、
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「怪盗グルーの月泥棒」。

&続編、




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(ロシア語版のようなジャケが妙に合っていたので、ここではこの画像を拝借)

「子供向け」アニメでストーリーはいとも簡単。
性格の悪い大盗賊は、黄色いちまちましたのを手先としている。
黄色いちまちましたのは大盗賊の館の地下で、群れをなして暮らす。
地下がまた、アニメの醍醐味というのか、アトラクション会場のように、豪勢な造り。
そんな屋敷に身寄りのない施設ぐらしの女の子たちがクッキーを売りに来た。

ちまちましたのが大量に走り回って、女の子三人が好きなことしゃべり散らして、単純な悪党も、目的のためには力づくで突き進む。
展開も、え、そんなので解決するの~、と言いつつ笑える映画。
勢いだけでなんにも考えずに、ラストまで元気に笑わせてもらったアニメ。

ちょうど今、第三弾が映画館にかかっている。
「ミニオンズ: ミニオンが出会った悪党は、グルーが最初ではなかった」


そんなポスターを見ていると、ウチの13才が唐突に、
「ミニオンって、英語で子分、ていう意味なんだよ」
え、今の今までミニヨン(可愛い、のフランス語)からの言葉遊びだと思っていたよ。

度肝を抜かれた私の不意をつき、うちのローティーンたちは小遣いをせびった。
そしてそれぞれにツレを誘って、さっさと映画館へと身に行ってしまった。
どうもわたしは、ひとりで子供用の映画を見に行く羽目になりそうだ。

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クラシック版で見るか3Dバージョンで見るか、今真剣に悩んでいる。





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by mkbookies | 2015-07-25 15:22 | DVD 映画 | Comments(0)

再度 ウォルト・ディズニーとの約束 SAVING MR BANK

前回いい忘れたこと。

アニー ローズ バックリー (Annie Rose Buckley)メアリー・ポピンズの作者の幼少時代を演じたオーストラリアンガール。

彼女を目当てに見てもよし。


メリーポピンズにまつわるビデオリンク。

https://www.youtube.com/watch?v=Nb90ZB8qsHk

公開にあたっての記者会見。
エマ・トンプソンはエマ・トンプソンで、トム・ハンクスはトム・ハンクスに見える。

そして撮影最終日のスタジオにて。



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by mkbookies | 2015-02-24 15:29 | DVD 映画 | Comments(0)