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カテゴリ:アルザス( 18 )

ウンターリンデン開きました

クリスマスは手ぶらでは迎えられない一族行事。

手ぶらでは参加できない。参加しようとしまいと、手ぶらでは越せさせられない三日間。
義母に義妹に姪っ子に、プレゼントを捜す。
特に先日義母から頂いたクリスマスクッキーはさっさとその日に平らげてしまったので、感謝の意もとってもフレッシュ。
このために仕事を一日休んだ。
この態度は自分でも信じられないが、親親族、子供のために国をあげてプレゼントを探す人混みは、日を追うごとに殺気立っていく。避けれるものなら避けたいのだ。

時機を平行して近所の博物館&美術館が二年以上の改装の末、再オープンした。

長い間、工事中で迷惑をお掛けしました。
「この木曜、金曜日は市民に限りご招待」
そんな招待状が町の無料誌にくっついていた。
よかった紙ゴミに直行させなくて。

平日の朝なんて、引退したご老人ばかりだろうな、思っていたら案の定。自分がとっても若く見える。わーい。

千年近い歴史のある建物は中身が白く塗りつぶされ、塗装の匂いがフレッシュ。まだ工事の作業員がうろうろ。中身はまだまだ工事中。

遅れに遅れた工事は招待状を出した末にやっとの見切り発車。

- ここはどこに続くの?
- 上、行き止まりだよ。

誰もが初めて訪れる改装初のご招待。
みんな右往左往。
- この上が川だよ。
昔あった伝説の地下道も改装された模様。
白い壁の中に以前見慣れた絵画が並ぶ。
- 新しいのないんだね。
- まだそれどころじゃないんでしょう。

白い壁が目につく大昔の修道院。
今週末には一般公開がはじまる。
観光客にも、少し早めのクリスマスプレゼント。

美術館の後はなんとかブツを揃えられた。
あとは24日を待つのみ。

思っていたら、夜中に14才が冷蔵庫を開ける。
あの、そのサーモン、クリスマスディナーなんですけど。
今年も無事に年が越せたらいいな。





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by mkbookies | 2015-12-11 15:47 | アルザス

フォーミダーブル

カイシャの〆と本職その他が見事に重なり、目が覚めたら本職、それから出社、帰って再度コンピュータに向かい、限界に来たら睡眠、そして目が覚めたらまた、という生活を送っていた。
こういう生活が一番リズムもとれ、本当は大好きで、気分も体もハイになるなのだけれど、そのとばっちりを喰うのが家事。

買い出しは隙を見て。料理はほぼ放置。キッズ、もう中高生なのだから完璧に放置。
と決めこんでいたら年度初めの集団保護者会が入ったり、盆と正月がいっぺんに来たような大騒ぎだった。
仮眠から目を覚ましたら、高校生の“明日のお昼代、8ユーロお願い”と中学生の“英語のテキスト代7ユーロ50小切手でプリーズ”、二枚のメモがテーブルの上に置いてあったこともあった。
バタバタしながら土曜の朝にやっと納品。そしてそのままストラスブールへ遊びに行って、大聖堂の上をわいわい騒ぎながら昇ってきた。
学生みたいな生活や。
そして暇になった今日、朝からのんびり本棚あさりにネットサーフ。
宿題がなかったらなんにもやらないのも、過去の学生生活そのものやわ。

ということで今日はちょっと一休み。こんなものを見たりして。






(English man in New York Sting)
あと、先週、通勤途中に読んでいた本。

宮部みゆき氏の「ステップファーザー・ステップ」、そして北森鴻氏「支那そば館の謎」

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京都のお寺を中心に、元泥棒の主人公が、周囲の事件を推理する、
ちょっとおちゃらけミステリィ。

バタバタしているときは、こういう脱力できる本が一番だ。


追記:
上のビデオで、ニューヨークを歩くスティングを見ていると、ブリュッセルのストロマエ(Stromae)を思い出した。
路面電車の駅で、くだをまき、どなり、歌うストロマエ。
隠しカメラで撮られたビデオ。
見どころは手を差し伸べてくれる通行人、パトロールの警官が来る辺り?




雨の日だって悪くない。



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by mkbookies | 2015-10-04 19:19 | アルザス

日曜早朝

空気をかき回すような、バーナーの音で目が覚めた。
ゴォォォォ、と5秒ばかりの遠い音。
あ、これは。
アパートの窓を開けると、オレンジ鮮やかな気球が上空に浮かんでいた。
ゆるやかに東の方向へ流れていく。10分位で10メートルばかり進んだだろうか。そこからゆったりと南へと方向を変える。
教会を超え、駅のむこう、トウモロコシ畑や麦畑がが広がる辺りまで行けるだろうか。
思った辺りで気球は静止。
風、とまっちゃった?
気球が高度を上げる。まっすぐ上がっていく。
高度の上げ下げだけは、温度で調節できる。
バーナーを燃やしたのか、まっすぐ、まっすぐ。
そして、静止。
気球は風がないと進めない。
しばらくして高度を下げはじめた。

見ている位置から2キロほど先、あって4キロかもしれない。
眺めていると下の道路を気球回収車が走り抜けていった。
後ろに空のトレーラーを乗せて走るバンだからすぐわかる。
降りるのか?
日曜の朝7時前。車の通りも少ない。
自転車で行ってみよう。

町を出れればすぐ郊外。農耕地に工場、そしてワイン畑が広がっている。乗馬センターもある。
眺めはいいはず。
あたりをつけて自転車をこいだが、いかんせん日頃の運動不足がたたり、町を出た頃は気球はどこにも見当たらなくなっていた。
なにもない場所だとは思っていたが、降りてしまうとわからないものだ。
それにさすがに畑は避けるだろう。郊外に土地はいやほどあるのだし。

体力も尽きたし引き返すことにする。
行きは国道をまっすぐ走ってみたが、帰りはのんびり農道を抜ける。

とうもろこしはまだ1m足らず。これが伸びるともう見通しはきかなくなってしまう。
麦畑はもっと低い。
ハクセキレイが飛んでいく。
コウノトリが3メートルばかりの高さで横切っていった。
こいつら、大ネズミも食べるんだよな。益鳥だ、思っていたら散歩中のワンコに出会った。
毛の長い品のよさそうな洋犬は、こちらの姿を見てとった飼い主にリードを付けられてしまった。
せっかくオフロードだったのに。
すれ違って振り向くと、さっさと引き綱から開放されたワンコがいた。

日曜の朝は静か。雲ひとつなし。
ひとっ飛びした気球は、今頃とっくにたたまれてしまったことだろう。
朝の光は爽快だ。

by mkbookies | 2015-06-28 16:26 | アルザス

コルマール マラソン

観光地に住んでいる。
町の名前をググるだけで、あちらこちらの写真があがる。
が、これははじめてだった。
第一回この街マラソン。 

走れわが町
そうか、地域の紹介方法に、こんな手があったのだ。


しかし、なにはともあれ、このスピードは私には出ない。


フランスのマラソンといえばパリマラソン、モン・サンミッシェル、そしてボルドー。
ボルドーは飲酒マラソンとしてとっても有名。
けれど飲酒マラソンはなにもボルドーだけには限らない。
飲むに飽きたらず、飽食を目指すグルメマラソンも存在する。

けれどどれもマラソンなだけあって、距離が半端ではない。スピードも問われる。(基本的には)

景色を楽しみ歩いて廻る、美味しいものは食べたい、という人にはマルシェ・グルモンド。
そういうものがあるのは聞いていた。
ふと思ってネットで探してみると、このアルザス地方だけで今年60ちょい開かれる。
2015年アルザス地方マルシェ・グルモンド
クリスマスマーケットで有名な街、ワイン畑の町、あの町この町、あのレストラン。


素朴でよろしいかと。

わたしにはこのペースのほうが見ていて酔わない。







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by mkbookies | 2015-06-04 14:18 | アルザス

近所のパン屋

以前小さな町に住んでいた時、いつも同じ店のパンを食べる状況に置かれたことがある。
いつも同じ「フランスパン」だったせいか、半年もすると口が拒否して開かなくなった。

身をもって知って以来、店や畑はなるべく多岐にわたるように気をつけている。
パン屋もしかり。
近所のパン屋は日常使い。時間があるときにはちょっと足を伸ばして買いに行く。
そして5月ついたちがやってきた。
メーデーはこっちでは徹底的に働かない日。
パン屋も軒並み休み。

こんな日に、パン屋を探して街をさまよっても悲しいだけ、と近くのガソリンスタンドへ。
最終手段の小規模コンビニ。
雑誌もおでんもないけれど、ワインとチーズは並んでいる。
そして、店の裏にはパン焼き窯(業務用巨大オーブン)が。

さすがパン食いの国。
パンを焼く香りをただようにまかせ、客を匂いで釣っていた。




by mkbookies | 2015-05-03 15:05 | アルザス

週末が来るたびに

週末がくるたびに、読みたい本を何冊も引っ張り出し、週末が終わるたびに片付ける。
半分は手付かず。

こんなことをしていていいのだろうかと思う反面、
このムダな時間がわたしにとっての至極の時なんだなぁと、
本を触りながらつくづく思う。

近所の古本屋さんで三冊一万円のデュマ豪華本が無造作に棚に並べてあった。
ー 欲しいものがあれば探しなさい。
が店のポリシー。

コンピュータ管理もされているが、大物は店長の頭のなかに秘められている。

日曜祝日は基本的には営業禁止というのがこの地方の法律。
飲食業、土産物屋はこの限りではない。(が、営業料は吸い揚げあられる)
旧市街の目抜き通りに位置するこの古本屋。
絵葉書なども並べとりあえず土産物屋も兼ねているふり。

この本屋の中身が実はすごいのだと、一見さんにはわからない。




by mkbookies | 2015-04-05 17:01 | アルザス

料理人

ひさびさにアメリカ人の料理人と会う。
4児の母。子育てもある程度落ち着いてきたので、やっと会う時間が出来た。

この国はバイトすると手当が切られてすぐ足が出るのよね~、言いつつも働かずにはいられない彼女、英語教師を勤めるかたわら、自然食の食材&レシピセットのパートタイムをやっているとのこと。

ー ブロッコリー800グラムって、そろえるの、難しいのよぉ。
言いつつアーモンドの身を包丁で砕いていく。
なんでもかんでもミキサーを使う私にとっては、きちんと料理のできる人は天の上の人に見える。
そう言えば、「ジュリーとジュリア」の映画、見たよ。アメリカってあんな感じなの? と聞くと、
あれはいい映画だよね、でも全部の料理を二人分に計算し直すってすっごい大変だと思う。

料理のできる人は観点がちがう。

そうか、わたしがいつも作りすぎるのは、レシピ通り作っていたせいかと今頃気づく。

しゃべりながらブロッコリーを切り、ネギを千切り。
この人ならジュリアレベルで玉ねぎをみじん切りにしてしまうだろう。





料理の美味しそうな映画といえばベラマータ、(「マーサの幸せレシピ」、アメリカ版「幸せのレシピ」のオリジナル)




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1月にも書いたが、ドイツの女性シェフが、イタリア料理人にポジションを脅かされる話。
突然しょいこんだ姪っ子とともに、イタリア人の料理人に魅了されていくあたりが見もの。
そしてイタリア料理がこりゃまた見もの。
(ぜったいこの役者が作ったわけではないだろう、とは言いたくなるが)

ラストに結婚式の場面があるが、これは蛇足だったかな、と思っていた。
これを見るまでは。
トスカーナの休日。


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異国でいきなり家を買ったけれど、この家で家族をもって、結婚式を開きたかった。
うろ覚えだが主人公がそんなことを言った気がする。
マンマ・ミアも結婚式の“披露宴”で終わっていた。
みんなで飲んで騒いで大騒ぎ。
欧米の人には(と無理やり十把一絡げにする)、世代を超えたパーティはいつになっても大切なモノなんだろう。

テーブルの上の料理はマーサの幸せのレシピが絶品だが、一番ためになったのは、先日のアメリカン4児の母の実演。
台所は鍋が揃い、香辛料、豆類はきちんと保存瓶におさめられ、棚に陳列されている。
オーブンは業務用、火力はやっぱりガスが一番。
そして手早く色よく調理されていく無農薬の野菜たち。


きちんと作るということは、きちんと育つということなのか。
たくさん食べてたくさん笑う。
食べ盛りの学童児たちは、すっかり大人サイズになっていた。

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by mkbookies | 2015-03-28 15:53 | アルザス

Nekonvention

「土曜日コンベンション行くから5ユーロちょうだい」
秋休み、暇を見つけてはコンピュータでゲームばかりしていたうちの中学1年生がいきなり言いだした。
「コンベンション? 会議? 集会? 何の?」
「コンベンションはコンベンション。ヴェー君と行くから。ヴェー君って言ってもいつものヴェー君とは違う子だよ。5ユーロ、5ユーロ」

じゃぁどこのヴェーくんだよ。どこであるの。
「学校の横の集会所 5ユーロ、5ユーロ」

学校の横? 土曜? イベントの張り紙なんて出てなかったけど。
「5ユーロ、5ユーロ」

的を得ないままお金を渡す。ネットでの集会だとかじゃなかろうな。
思いつつ、集会所、今日の日付でネット検索をしてみた。



アニメ、マンガの集会じゃん。
コスプレあり、マンガあり、ゲーマーイベントあり。
私も行きたい。
行きたい。
行きたい。
行きたい。(中学生の“5ユーロ”と同じ思考回路)

でもせまい会場、友達との趣味タイム、鉢合わせになったら息子怒るだろうな。
お年ごろだからなぁ。
コンベンション、明日もあるから朝イチ覗きに行こうかな。

中学生、もう一緒に遊びに行ってくれない年になったことをつくづく思い知った。





by mkbookies | 2014-11-02 00:17 | アルザス

メモの書き方

ブログで仕事の話は極力しないつもりなのだけれど、あまりにも「フランスでよくある話」なのでちょいと一話。


取引先も絡む用件で、締め切りが昨日の夜、という仕事があった。
社内で他の課の協力も必要なため、先週月曜日に「締め切りMAX金曜日(つまり先週の金曜日)」で作業依頼を出した。
え~、急ぎの仕事が入っていて、と言う声も上がったが、結局あちらこちらの課から三日と待たず納品をしてくれた。
皆さんホントにフランス人かい、と思うほど完璧な納品。
ただ一人、メール返答もなかったので電話をすると「水、木と研修会があるからできないの。今日(火)はその前に済ませておくことが山ほどあるし」
私「金曜にはできる? (おっと、金曜日は隔週で公休が約束されている国だ)今週の金曜日は出?」
相手「うん、じゃ、金曜日にね」
私「朝一でやってくれる? 朝一にこっちも納品済ませるから」
相手「OK、OK」

金曜日、朝二で電話を入れる。
「一行目は取引先から取り消し確認書をもらわないといけないの。どうしたらいい?」
あたしに聞く?それはそっちの課の領域でしょう。
私「んじゃ、それがもらえるまでその行は保留ね。確認書、頼んどいてよ。それからもう一件、二行目は?」
相手「二行目、える君に確認しないといけないの」
私。。。「える君、今日出てる?」
相手「ううん、公休」
でた。
私「月曜日は? 出てくる?」
金曜日、月曜日、水曜日は各自いろんな都合で休む人は多い。
特にこの二週間が学校の秋休のど真ん中。それに合わせて休みをやりくるする人もいる。
それができない人は子供を保育所に預けたりして。それはそれで当人の手配も出費も大変なのだ。
「える君月曜は来るよ。その時に確認するね」
私「OK,あなたも出ね」(なんで念を押さんとならん? しかしそういう国なのだ)
「大丈夫、大丈夫」

そして週明け月曜日。

納品がない。メールを打っても返答がない。
朝二で電話。通じない。
その課の秘書さんに電話。
「彼女、今日、病欠よ」

結局その課の人が力づくで納品してくれ一件落着。
めでたしめでたしの一方、その朝、秘書さんが電話でもらした一言がなんだか頭を離れない。
「彼女、金曜日、える君あてにメモを残してるんだけれど、何のことかわからないの。みんなで解読している最中なんだ」

そういうメモ、私も書ける。
これだからフランスは、なんて言ってはいられない。
彼女が操縦できるようになったら、自分も多少レベルアップできよう。


by mkbookies | 2014-10-28 14:41 | アルザス

初版20万部、一瞬にして売り切れた本

[パリ3日ロイター]-オランド仏大統領の元パートナー、バレリー・トリルベレールさん(49)が大統領との関係をつづった暴露本が今週出版されるが、トリルベレールさんはこの本の中で、破局から数カ月後に...


木曜日の午後、本屋に行くと、カウンターで問い合わせをしている人がいた。
-  ヴァレリィ・トリアヴラの本あります?
店員 -今日何が起こっているか、だんだんわかってきたんだけれど。
   在庫はなし。街の本屋はどこにもなくて、出版社では再販未定。
   注文します?

出版日完売なのか、こんな地方にまで回ってくるほど印刷されなかったのか。
それでもさすがおしゃべりの国フランス。大家族の一人がもう読んだとか、話が伝言のように伝わってくる。

どっちもどっち。
別れた相手の危ない写真をタブロイドにばらまくところが、元女がジャーナリストだったおかげで円にして1億3千600万の手付金が動き、出版とあいなった。
もともとこの人、未婚だけれど国から配偶者給与がでていた女性。
税金に頼らず自力で稼ぎ、マダガスカルに飛ぶだけマシか。

- 恋はいっぱいしたから恋愛小説なんて読めないわ。
言っていた友人がいた。
そういう人にとっては、同性結婚を合法化し、店を軒並み閉店に追い込んでいる男の私生活など、箸にも棒にもかからないだろう。

新米警官の誤射、両親がヨガ教室に行っている間に起こった兄弟間の傷害致死(犯人ゲームマニア15才)、
最近この辺境でたてつづけに全国ニュースが続いた。
話題が逸れただけ、この出版は意義があったとしておこう。 



そういえば今年の頭にこの町で、男子高校生を追って
by mkbookies | 2014-09-06 13:57 | アルザス