東京すみっこごはん

共同台所 すみっこごはん 
 ※ 素人がつくるので、まずい時もあります。
- くじで辺りを引いた人が、その日の料理当番です。
- 当番は、レシピノートから好きなメニューを選んで作りましょう。
- たとえできたお料理がまずくても、文句を言わないで食べましょう。
- 店の奥の椅子は永久予約席です。足りないとき以外は動かさないようにしましょう。

※※※

目次、前書きと人物評は目を通さない。
いきなりざっくり本文からはじめる。
だから読んでいなかった。
冒頭のすみっこごはんルール。
それでもすんなり読みはじめられた。

高校で、性格の悪いクラスメートに目をつけられた女子生徒。
学校で行き場がなく、ラインではスルーされ、視点は鋭いのに反論一つできやしない。
なんでこんなヤワイねん。
死にたいのはあんたやろ、なんではっきり言ったらへんねん。
傍らに立つ幼馴染男は空気を読まず、天然に女子高生を支える。

ラノベ・ソフトハーレクインかい。
思いつつ読みすすめる。

ごはん、東京、人々の交流。
はやりのグルメ・料理ものだし。
東京? 東京が何よ、関西人にとって東京は新地だわ。
交流? クラシックすぎ~。

つっこみ放題の、自己陶酔度の高い恋愛物や学園もの。
ラノベは何にも考えたくないときの逃げ口にピッタリだ。最近食欲減退気味。(職場の只飯が有料になったため) ちょっとは食欲そそるだろう。
現実逃避目的で手に取った。


が、


やられた。

不意打ちで、足元をすくわれた。


伏線上手い。いや、さもありなん、という素朴な謎かけがあちらこちらに秘められている。
けれど漫画表紙でこう来るかとは、夢にも思っていなかったよ。
読み進めにつれ、照明のぼんやりした、狭い、客がくつろぐ小料理屋がありありと浮かび上がってきた。

人は見かけで判断してはいけない。
本は表紙で読んではいけない。
いきなり文庫のラノベを侮ることなかれ。

涙腺に効く本だった。

後でネットで見てみると、作者には左脳がない発言あり。
他の本も読んでみたい。



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by mkbookies | 2017-09-04 08:16 | | Comments(0)
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