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赤ん坊は川を流れる

デンマークでドラマにもなっているミステリ・シリーズ第一巻。
40代バツイチ、コブ付き。母親としても新聞記者としても、公私ともに悩みがつかない。ティーンの娘は彼ができ、そろそろ巣立ちが見えてきた。転職したばかりで職場の位置もまだ不安定。借りた家は不具合ばかり。そんな主人公が同世代の友人ふたりと誕生日を祝う。気の知れた友人がくれたプレゼントはバイブレータ。騒いでいる中川から何か流れてきた。

友人たちもそれぞれに多感で、一人は出産を控えている。もう一人は助産婦さん。勤め先の産院で、新生児が呪いの言葉を記された。

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主人公の含蓄ある言動や観察眼が気になる。友人や同僚、出会う人たちの心の動きに現実味満載。ミステリ、サスペンスというよりソープかコージー? まぁ分類などはどうでもいい。話を女心を掴みながら北欧ラブライフを描いていく。ドロドログロでもないようなので、結構気軽に読んでいた。ラストまでは。

実は二冊目から読んでいたので、主人公の謎には乗せられなかったが、それでも2冊目は大切なところをバラしてはいなかった。最後のまとまりはすべてその過去に基づいていた。

登場人物たちの気になる大人のシリーズ。
ドラマになるのがよくわかる。
ちょっと続きを読んでみよう。




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「赤ん坊は川を流れる」 エルスベツ・イーホルム著




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by mkbookies | 2016-08-09 23:14 |
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