下の「媚薬」を少し追加。
スイスでしがない移民として暮らす料理人。このまま真面目にしんみり路線で行くのか、ドンファンになるのか、展開がちょっと楽しみ。 実はこれと並行してもう一冊読んでいた。 ケイト・アトキンソンの 「Life After Life」第二次世界大戦前、裕福だけれど質素な家庭のカップルとその子どもたちの話。 カップルの3人目の子供が生まれる、と思ったら雪で助産婦が来れない。 難産だ。 暗転。 カップルの3人目の子供が生まれる、と思ったら雪で助産婦が来れない。 難産だ。 けれど運良く助けが来て産声があがった。 あっという間に5年が過ぎ、赤ん坊は大きくなり、また次ができた。子どもたちは浜辺に遊びに行く。 波が迫る。 暗転。 運良く通りかかった人がいた。 荷物のように抱えられて帰ってくる子どもたち。 そして。 過去と現在が波の満引きのように繰り返し繰り返し書かれている。 私事だが今まで栞を使ったことがなかった。 多少の本なら中断しても、パラパラめくって好きなところからまた読みはじめるのが常だった。 けれどもこう何度も過去と現在と誕生と再生を繰り返されてはどこまで読んだか確信が持てなくなり、頭がこんがらがる。 とりあえず栞ははさんだけれど、本腰を入れて読まないと頭が時空の旅酔いをする。 結局ケイト・アトキンソンは一時取り置き、スイス(媚薬)をメインで読んでいる。 副読本は千夜一夜勤務ものがたり。こいつは蝸牛の歩み。けれど読みはじめるとやめられない。 ちなみにケイト・アトキンソンの表紙はこっち。 ジャケ買い。 裏はウサギ。
by mkbookies
| 2014-03-19 04:24
| 洋書
|
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