今読んでいる本。
1/3まで読んで気がついた。 これはマジにスピリチュアル視線の話だ。 こっちで「小説怪奇物」「小説あなたの知らない世界」をあまり読んだことがなかったので、途中まで気がつかなかった。 図書館よ、ファンタジーものは一般の棚に分別しないでおくれ。 図書館で見かけたから借りたものの、初見でこれを買う? この話、好き?と問われたら、どちらも否定形で答えるだろう。 押しに弱い意思薄弱な女、パトロンの妻の目を逃れて言い寄られるがまま結ぶ情事、父の家系の問題でわたしももやっぱり霊感が強いのよ。加えて繰り返し夢で見る屋敷。少女漫画かレディースコミック。 高級住宅のゴージャスな物件がちょいと光るが、力ない視線で語る独り語りが影を落とす。 ああなんで読んでいるんだろう。 思っているのに、買っちゃった。 カチンと来る本は、読み飛ばして読み終えてはい次に何を読もう、と思わせる本よりも存在感がある。 なんで読んでいてこんなにいらいらするのだろう。なんでこの女もっと強い態度ででないのか。 妻を放ってちょっかいかけてくる男と、長々と関係をもつのかい。価値あるなら寝とるのがフレンチ娘だろう。 (バーチャルワールドだから言える言葉)(フランスではまごうことなき現実だが)(そういえば社内にいたちょっとイイフレンチ男。男児二人の子持ち、妻アエロのインストラクターが、南仏に新職を求めて転居した時、色っぽ~い秘書さんがいつの間にか姿を消した。数カ月後には南仏で出産してた。閑話休題) 本ってこんな風に脇道に想像を飛ばさせてくれるのがスロー・リーディング醍醐味なのさ。 こいつは一度読み切るかもしれないけれど、また後から読み返す本に入る可能性あり。 ストーリーはねっとりと情事へ進んで入るが、まもなく夢で見た屋敷に踏みこむだろう。取りこんで離さない蜘蛛女とかになったりして。 妄想しながら読んでいる。
by mkbookies
| 2014-02-25 16:30
| 洋書
|
カテゴリ
以前の記事
2021年 09月 2021年 08月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2019年 09月 2018年 10月 2018年 05月 2018年 03月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 07月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 02月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 フォロー中のブログ
検索
外部リンク
タグ
徒然(78)
フランス(75) アメリカ(30) イギリス(21) イタリア(12) ドイツ(10) 独戦(8) 恋愛(7) 児童書(6) オーストラリア(5) ウンベルト・エーコ(5) オーストリア(4) 政治(4) スイス(4) コ-ジーミステリ(4) 日本(4) フィリップ ドレルム(4) アメリ・ノトン(4) ミステリ(3) mathias malzieu(3) その他のジャンル
最新の記事
ファン
|
ファン申請 |
||