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バーナード嬢曰く 1~3

言わずと知れた施川ユウキ著、読書マンガ。

先日朝から病院に付き添いとして出かけた。
その時この三冊をカバンに放りこんだ。
読んではとまり、読んでは止まりしていたマンガ。
短編形式なので、途中で止めてもなんの問題もないのだし、そもそも私がこの本を読まなくっても、世界は何一つ変わらないのだ。

が、気になっていたので持って行った。
待合室でこの本しかなければ、何が何でも読むだろう。
そしてこの本は読了としてケリをつける。
そして何の迷いもなく次の本に進める。

片づけ半分の気持ちで持って行ったマンガ。
待合室でわらっちゃったよ。病院だっつうのに。
付き添われた方は登録に、門審に、検査に採決に走り回っているというのに、わたしはその車椅子を押しながらニタニタ。

読書家のレッテルを貼ってほしい主人公は、あらすじや題名から本について語ろうとする。
夏目漱石の「それから」の続編があったら、その題名は「それからそれから」だよ、などと。

なんせおバカ。
ちょっと古いが「のだめ」が読書マンガだったらこうなるだろうな、と思える話。
本には食べこぼしをつけるし、自分の世界を凛として語るし。主張に客観性はないが、ひけに自信にあふれている。
と、おバカから始まったシリーズだが、三冊目に来るとかなり落ち着いて、普通の読書家娘になっているので、ちょっとつまんない。
まわりとも強調できるようになってしまって。
まぁ、人は進歩するんだ。仕方ない。

本読みの持つあるあるを描いた本。
当てはまりすぎてうんうん、あるある。
わたしも三人の川下りを読まずに、犬は勘定に入れません、を読んだ口。
あぁ、確かに読まなくっちゃ。






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by mkbookies | 2017-10-12 18:15 | マンガ | Comments(0)


暇である。

昨年、親の病気で実家に緊急帰省、
その後親は持ち直し、必要の迫られるかと思って取った介護の資格で職も得た。
(みなさん、かいご、おもしろいよ~。うちは特に通い得だよ~)

で、ほぼ一年。
慣れた結果、

暇である。

確かに体力は使う。
夜勤もある。
どきどきである。
でも、私の晩は利用者さんはみんな安眠してくれる。朝起きてどろどろのなっていた方も、すんなり着替えをしてくれる。
普段は反抗心明らかな方々も、私の朝に限ってはあ~ら不思議。
(やっぱりあのにキッズと、モラハラ毛たっぷりのストレスに弱い体育会系旦那を数十年いなした過去は無駄ではなかった)

で今の手ごたえは頼りない。

暇すぎてふっと申し込んでしまった。
「実用フランス語検定一級」

だって二級はもう大昔に取ったんだもん
だってDELFもDALFもやったし
だってあんまりにも暇だったんだから

申し込んで過去問を見る。



むんずかしい。

イデオム?
スペル?
作文、それも手書き?
四者択一じゃないの!??? 
フランスにマークシートはないの?
加えて質疑応答? 
洗練されたフランス語の発音と語彙、そして正確さぁぁぁぁぁ!!!

わしゃぁアルザス育ちだで。



今、発音矯正本片手に、小学館 ふらんど でぃくしょねー ふらんせ じゃぽね、読んでます。


一か月半で、私の骨身に染みるかしら。
期待してね。
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ロベール仏和大辞典 
小学館









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by mkbookies | 2017-09-26 15:13 | つれづれ | Comments(0)

にしむら珈琲店

先日ドイツ地方から関西に客が来た。
神戸でどこに案内するか、ドイツ人にドイツ建築~、思いつつ、神戸では外せないにしむら珈琲へ。
だって、百戦錬磨のドイツ人に対応できる、地元にしかない非全国区の手堅いカフェって、ここしか知らなかったのだから。
幸いいたく気に入っていただけた。


「にしむら珈琲」
子供の頃から、外装が高げな気品で気になっていた。
外食をしない親と育ち、コーヒー店どころか店の一つも敷居を跨がないまま神戸に就職。
ある夜、美人の友人と夜待ち合わせに使ったとき、にしむら珈琲を指定された。「ここなら安心して待ってられるから」

ああ、この店に来れる歳になったのだ。
あの時ばかりは昇るしかない年齢に感謝した。



震災の時、かの美人は言った。
「被災中やから半額になっとんねん」
がんばれにしむら!
心の中で祈った。

それより大変なところはあっちこっちにあったので、被災見舞いには行けず。
その後再建、全額復帰を聞いたときはどんなにほっとしたか。

かの「にしむら」は東京にはないと知ったのはつい最近。
さすが今の世、豆は通販で入手できる。
が、あの雰囲気は、味わえない。

中座するとコーヒーが覚めないような気遣い(独り者には身に染みる)、寒くないか、汚れないかの配慮。
それを感謝で返す顧客。

働くということを態度で教えてくれた店。

本の中にあった。

- 喫茶店の求人広告を見て応募しようと親に相談したところ、水商売がダメだと一旦は反対されたものの、応募先がにしむら珈琲店だとわかると、「あそこなら大丈夫!」と太鼓判がもらえ (P50)

水商売と軽視される時代に、服装も言葉遣いもしっかりした教育を受け、誰もがプライドを持って働いていた。
そしてそこに、親の思い出話を聞いてくる客もいる。

- 父がこの店で母にプロポーズしたんです。


お金を払ってお客様を演じるためではない。
人がまっとうに生きる時間に一役買うために、この店がある。

そしてそういう場所は、きっとにしむら珈琲だけには限らない。
こんな人生を送ることができれば。

この本は、遠い伝記や、ビジネス啓発本より価値がある。

ここまで書いて気がついたのでいっておく。

これはにしむ〇珈琲店の宣伝ではありません。
単なる一冊の、書評として書いた文章なのです。

でも神戸の宣伝とは言えるかも。
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神戸っ子の応接間
  川瀬喜代子と神戸にしむら珈琲店
日野嗣士著


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by mkbookies | 2017-09-18 10:53 | | Comments(0)

13世紀のハローワーク

遍歴学生:散権を持つ。体力がゼロになったとき、死亡せずに確実に逃走できる。よい待遇、よりよい教師を求めて移動する学校関係者。反面、まっとうな理由もなく移る者もいた。13世紀パリにおいて遍歴学生に対し、勅令が出た。「暗殺や追いはぎ、住居への押し込み強盗云々を禁止する」
なぜにわざわざそんな令が。

神殿騎士: 発端 キリスト教の守護者、スキル 十字軍


かむろ: 魅力 “威圧のぱっつん”、武力・知力 “さりとてちんぴら”

※※※

タイトル等が丸っちいフォントで書いてあるので、“さりとてちんぴら”をついつい“ちりとてちん”と読んでしまった。

どこから読んでもいい図鑑のような「中世実在職業解説本」
イラストはキャラ本のようだが、内容はマジ。史実を基に書いてある。
100種以上の職業を紹介。
最後の参考文献の羅列は、流行歌の曲に乗せて読み歌えばきっと優に10分はかかる。(フォント8くらいでB4紙に3頁ぎっしり)
これをきっかけに、ある職業の起源を掘り深めるのもよし、自分のこれからに活用するのもよし。なんにもせずにまったり読むのもいとをかし。

小心者の私にはびっくりするような値段だったが、読むところは半端じゃないくらい多いので、一年はラクに楽しめそう。
294頁、どこをとっても遊べる本。

実際にこうして働いていた人にとっては、笑いごっちゃなかろうが。

まっとうに働こうっと。

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「13世紀のハローワーク」
 グレゴリウス山田 著







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by mkbookies | 2017-09-18 09:25 | | Comments(0)

筆跡鑑定人

ラノベはドラマみたいに時間を指定されないし、どこまで観ようとこっちの勝手だ。
気を張らない、緊張感バラバラの時はもってこい。
なんだか気にはなっていたが、表紙で引いていた本も、カバーをすればこっちのモノ。


谷春慶
「筆跡鑑定人東雲清一郎は書を書かない」


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書き手の性格や、書いた時の状況、焦って書いたか、じっくり腰を落ち着けて書いたかなどは、理論的に解明されている。
中心人物の大学生、著名な書籍家のできることはそれだけではない。
字を見れば、書いたものの感情が流れこむ。

書いた本人がどこに住んでいて、どんな容姿でどんな名前、までわかればオカルトだが、この男にはそこまでできない。
わかることは書から読み取れることばかり。
それでも女子大生の美咲は聞きたかった。
 おじいちゃんが他所の女性に書いた恋文は本気だったの?
 おじいちゃんは、おばあちゃん一筋じゃなかったの?
 あんなに素敵な二人だったのに。

大学の書道部を経由して教えてもらった鑑定家は、構内でもピカ一の、人付き合いの悪い、高飛車男だった。

開口一番断られ、それでも依頼すればののしられ、それでも美咲は喰らいつく。
このままじゃ、おじいちゃんが大好きだったおばあちゃんが可哀想。

そんなきっかけで始まる清一郎と美咲の文字と書をめぐる短編集、一冊につき4話掲載、既刊三冊を一気に読んだ。

展開はクセがあるので三話も読めば次の予測がつく。
清一郎は見てくれはよいが性格が悪い。頭は悪くはないが方向感覚がゼロ。
よって美咲は希望するしないにかかわらず、清一郎の「捜査」に駆り出される。
(性格が悪すぎて他に頼める相手がいない)

展開は多少わかっても、メインのストーリーは多彩だ。
ストーカーあり、古美術詐欺あり、レストランのメニュー落書きあり。
文庫のフォントの話は興味惹かれた。

文庫本と一口で言っても、岩波、集英社、メディアワーク、宝島、字体は社によって決まっている、とは、言われて初めて気が付いた。
岩波はたしかにクセがあるが、その他のところは改めて見直すと、あら、ホントに違うじゃん。
行間の問題だけかと思っていたよ。

自分は書家から程遠い、思い知らされながらも読み進む。

読み進みながらふと思う、文庫の文字は明朝体。発達障害の人にとって、明朝体って読みにくい、と聞いたことがある。
横文字の人にとって、斜めに傾いた文字を読むときに、格段にスピードが落ちるのと同じ。
教科書も、明朝体より漫画のコミック用のフォントを使ってくれればいいのに。


そんな風に気がそれながらも、流れがいいのか、一気に可愛くラブコメ三冊読了。
書きっぷりもよく、勢いよく読めた。
一言言わせてもらえば、
この著名な書家男、口からでるボキャ、少なすぎないか。

たいてい、気に入った著者は他の本も読んでみるのだけれど、
この著者の前作が「モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)」全七巻完結。

市立図書館になく、いくらネット通販が横行する現代でも、これを大人買いする勇気がない。
今のところ。

今日の読書: 三冊まとめて15星。
あぁ、楽しかった。



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by mkbookies | 2017-07-01 18:19 | | Comments(0)

恩田陸 ブラック・ベルベット 読みかけ。

実家の海っ側の道路では、古くなった水道管の取替工事がはじまった。ドリルで穴を開け、ショベルカーが大活躍。
山っ側の隣家は、住人が二階に上がれなくなったため、庭をつぶして寝室を増築中。チェーンソーやトンカチの音が鳴り響く。
実家の住人は耳が遠くなって久しい。

三方大円団 。


※※※

恩田陸氏のブラック・ベルベットを図書館で借りる。
私にとっての(ほぼ)恩田氏デビュー。
ふぅん、トルコ、、イスタンブール黒い苔に覆われた身体かぁ。
読んでも読んでも乗り切れないん
どぉしてこの人が人気あるんだろう?
思いあまって検索すると、
どうもこれはシリーズの中の一冊で、キャラ読みすべき本だったらしい。

とりあえず保留とする。
準備が整ったらまた会いましょう。

図書館に返却しに外へ出る。
川面を歩いていたら、黒い50センチはある魚に混じって、頭部と腰をびっしり緑の藻に覆われた魚が目に付いた。

言われ多き河のため写真は撮らず。

でもなんだか五分ばかり見入ってしまった。

魚はちゃんと生きていた。

ブラック・ベルベットの前作品、ちゃんと読んでみようかな。



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by mkbookies | 2017-05-20 10:01 | | Comments(0)

水道の水が階下まで フランス ブルターニュにて

フランスの新聞から:

上のウチから水が漏れてます。
上は留守で、留守番は犬が三匹。
喉が渇いたワンコが、お風呂場の水道のレバーを上げて飲み、閉め忘れたことが原因の模様。
こちらがワンコちゃん。https://www.chien.fr/race/berger-belge-malinois/
ベルギーのシェパード犬 マリノア。
ニュースソースはこちら http://m.20minutes.fr/rennes/1943151-20161015-bretagne-inondation-causee-trois-chiens-assoiffes



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by mkbookies | 2016-10-16 06:11 | つれづれ | Comments(0)

徒然と本の話

よせばいいのに加門七海を読んでいる。
可愛い名前に反して、生々しいホラー作家。書くものは現実性に富み、この世の者ではない者を自ら呼び、読む人の電車を乗り越させる、スピリチュアルライター。
出身大学多摩美だよ、きっときっと絵も描ける。
わたしにとっては、もうどこをとっても信じられない存在。
図書館で「鳥辺野にて」を借りて、迫真すぎて途中で走って返しに行ったこともあった。
性懲りもなく、「猫怪々」を読み、なんだノンフィクションのほうが、軽い調子で読み流せる、と思ったのがはじまりで、
「怪のはなし」「おしろい蝶々」「怪談徒然草」と読んできた。
「おしろい蝶々」の親王の話の宴の風景など、思わずそこだけコピーを取りそうになったほど。
加門七海氏も長野まゆみ氏も、こんなに書けるのに、どうして表街道の路線にならないんだろう。
思いつつも読み、読みおわったら怖くてさっさと図書館に返しに行くくせに、三日と開けずに次を借りる。
これはいったいどういう訳だ。

先日「心霊づきあい」を読み終えた。
11人との対談集。あなたの知らない世界の新倉イワオ氏や、稲川淳二氏の中に、民話に造詣の深い松谷みよ子氏の名前があったから、と自分で言い訳しながらのスタートだった。
大森亮尚氏の名前は、アキヒサと読むのだと初めて知った。
「世界ふしぎ発見!」は異様な確率で虹が見れることも初耳だった。
呪術師の話も興味深い。そういう存在が「ふつうわかるでしょう、近所の人が留守かどうか」というレベルでお付き合いをする村民の話があったのは「怪のはなし」だっけ、とまた読み返してしまいそうになった。
エッセイ、対談は語り口が軽いのだ。軽く怖い話を語るからなんだか読める。どんどんどんどん次を読む。
今読みはじめたのは「怪談を書く怪談」これもエッセイ。
冒頭の話なんて当事者にとっては半端じゃない。
解決してくれる大伯父がいなければいったいどうなっていたか。
けれど加門七海の知人は、いい人ならば必ず解決する。
これがうれしくて、どきどきしながら読むんだよな。




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by mkbookies | 2016-10-15 15:43 | | Comments(0)

ずずず ウィッシュ リスト

バスに乗る。
前の席の男性(推定 お勤め人)が盛大に鼻をすすっている。青っぱな? 隣人女性、若い、(推定 美人)もすすっ。書いていると後方からもすすすすす。

そういえば夏に娘が図書館を嫌っていたっけ。
静けさの中で盛大に音が響いて。


ああ、日本に戻ってきたんだと、実感。

オリンピックまでに、鼻、かんでください運動を展開しよう。




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by mkbookies | 2016-10-14 08:13 | 徒然 | Comments(0)

友風子


最近はまっている本。





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Livre de coloriage pour adultes Dragons 1 & 2

大人用の塗り絵。
絵がうまくなりたいなぁと思って。
色のセンスも欲しいと思って。

こんなので、練習、できるかな。

イラストについて、思いはじめたそもそものきっかけは、最近ジャケ買いしたい若い文庫、児童書がやたら多かったせい。
「わが家は祇園の拝み屋さん」、
「ゆめ結び むすめ髪結い夢暦」、
講談社青い鳥文庫「あやかしの鏡」、
お財布と相談している間に気がついた。
表紙が「全部友風子」さんだ。

(サイトはこちら。仮住まい?)


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(サイト内より)




岩崎ちひろさんのような水彩のぼかし、こんなのが描けたらいいな。
思う私にそもそものデッサン力も色のセンスもかけている。
絵心、欲しい。
マーフィの法則に賭けるか。
とりあえず、画集でお茶を濁すとしよう。


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この人の描くお茶は、赤い澄んだハーブティかもしれない。




あぁ、淡いぼかしを背景に昇る、巨大な龍が描いてみたい。
夢は大きくもってみよう。

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by mkbookies | 2016-09-21 08:55 | | Comments(0)