タグ:フランス ( 71 ) タグの人気記事

13人のテーブル /13 à table 2017

久しぶりに紙の本を読む。
キンドルに入っていなかったから。
もとより積ん読読みかけの多いたちで、キンドル試し読みでここのところ足りていたのだが、毎年恒例チャリティ本がペーパーバックでしか出なかった。
それはそれで売上クリアでよろしいかと。

十三人のオムニバス、ランダムに読んでいく。
まずはフランソワーズ・ブルダン、non-anniversaire

あらすじ:
クリスマスディナーにくる二人の子供。もう大きくなって自分の生活に忙しい。来たと思えばさっさと食べて、帰宅ばかり考えている。会話もクリスマスというより、日常会話の延長。三人目は来るわけないじゃん。
放蕩に忙しい三人目は、去年も一昨年も来なかった。今年だって来れるわけないよ。
ー あの子は来るって言ったんだから。
ー あらあらそうですか。
そしてパーティは終わる。
テーブルには食べ残しのディナー。
片付けるのは明日でいいの。
私には時間だけはいっぱいあるんだから。

======
安定して読める人気作家。
クリスマスは一族の一大イベント。
家族ってこんなものだよね、と思える話。


※※※※※



マルク・レヴィ Accords nus



あらすじ:
恋愛には不器用な社会人、見かけた女性に一目惚れ。
思わずつけて行った先で、無言で一冊の本を渡された。
ー ここには来ないで。
そして彼女は玄関先に現れた。

========
感想:
いつものおセンチなレヴィ節。
今回は素直に読めた。
私が大人になったのかしら。
それとも以前怪談本をいくつか読み続けたせい?
どこか幻想的で、この世のものとは思えないような空気が漂う。
ゴーストかい、思えるほど線が細く、存在感の薄げな儚い女性を想像してしまった。


これは今の所一押し。
あと11編。どんな話が続くのだろう。


[PR]
by mkbookies | 2016-11-30 22:40 | 洋書 | Comments(0)

フレンチエリート予備軍 三日間のスト クラスメートに在籍させろ

どこかでプッチッとダニにかまれた。
何日かたって、もしかしたら何週間かもしれない。なんだかだるくなってきた。熱があがる、筋肉痛、インフルエンザかもしれない。いや、ただの風邪だろう、思っているうちに神経症がでてきて。

ライム病は野に住むダニが媒介するやっかいな病気。
犬猫、ウマもかかりうる。人間もしかり。



という風にか、一人の女の子がダニに噛まれた。
症状が重くなり車椅子が必要となった。
しかし学校にはエレベーターがない。
転校させると学校側が判断した。
けれど行先に、彼女の行きたいクラスはない。
学校は由緒正しいエリート学校。パリのリセ・モリエール、インテリキッズの集まるプレパラシオンの一生徒だった。

エリート予備軍、グランゼコール選考前の養成所、だわな。
授業の内容もハイレベルだろうが、生徒たちも『頭と舌』に自信を持っている。

三階の授業を一階でやればいいことじゃない。

小学生でもわかるような対応を学校は拒否。

月曜日、クラスメートは抗議ストを実行した。

勉強も忙しいが血気盛んな17、8。
フランスは飛び級もありなので、もっと若い生徒もいるかもしれない。
だれもが将来の正念場。
それでも伝統校にたてついた。

三日後、学校が譲歩。
転校は白紙に戻る。

弁の立つフランス教育育ち VS 向こうの主張に抗戦する学校陣。
相手の主張っていうのは、すべてを受け入れることじゃない。
学生だからと足蹴にすることでもない。
お互いに意見を表明して、双方納得する着地点を見つける。
こういう交渉を幼いころから重ねていけば、嫌でも経験値は上がる。

どういう交渉があったのか、見てみたかったなぁ。




ニュースソース DNA (Les Dernières Nouvelles d'Alsace)



にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村








[PR]
by mkbookies | 2016-10-13 06:46 | 時事 | Comments(0)

お金の話

教習を受けたくなければお金で解決いたしましょう。
2千から8千ユーロ。これで県庁に運転免許証を申請できます。
こうして一人頭、日本円にして24万円から98万円がある自動車学校のふところに流れていった。

フランスの無免許運転者は50万とも250万ともいわれる。
理由は免許を取るのにお金がかかる、時間もかかる、言葉も必要(外国語が母国語の人が多いに加え、フランス生まれでも文盲率高し)等々。理由なんて後からいくらでもつけられる。
とにかくこういう自動車学校は、いろんな人にとっては朗報だったに違いない。
自動車学校も100万ユーロ以上、一億円以上を稼ぎ、双方ほくほく、円満解決。
となるわけがない。あと道を走るのは無免許同様の免許保持者だ。
なにはともあれこの情報化時代、噂はあっという間にひろがって、一年半でお縄となった。
フランスもアメリカ同様高校で免許を取らせればいいのに。
そうすれば少なくとも進学率はあがる、かも。

上の記事はFrance infoから。同じサイトで少し前にFacebookがヘルシンキの10歳の男の子に1万ドルを送った話が出ていた。
Facebookがバグ発見者に対して賞金を出すのは知られているが、通常は500ドル程度。
10歳の男の子が見つけたのはインスタグラムに投稿されたデータがハッキングで削除可能となるセキュリティバグ。
1万ドル、100万円を安いととるか高いととるかは大人の判断。
10歳の少年は「自分と双子の兄(弟?)用に新品コンピュータ二台、あとは自転車一台、ボールを一個」に使うのだそうな。
100万円か。
自分だったら何に使おう。
子供の小遣いって言わないでね。

ニュースソースページ Facebookバグ 10歳に1万ドル France Info



無免許数リンク

運転免許も金次第 France Info





にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村



[PR]
by mkbookies | 2016-05-14 06:45 | 時事 | Comments(0)

喫煙フレンチ妊婦 400名で試します

パリの病院、クリニックで400名の喫煙妊婦に朗報です。
タバコを吸わないと20ユーロの報酬が。
おまけにタバコ代も浮き、あなたはお小遣いが増えますよぉ。

研究所の実験であって万人に当てはまるわけではない。
2ユーロって3百円足らず。
ものは試しの実験かい。
吸わない男女に環境保全手当てを出してくれ。

ニュースソース France info


[PR]
by mkbookies | 2016-05-08 08:02 | 時事 | Comments(0)

高校内は禁煙です

フランスで高校内は禁煙というおふれが出た。
学校内に設置されたの喫煙室は非合法、というお達し。
さて喫煙者とは?

Very French、高校生である。
フランスは喫煙の年齢制限はない。それでも小学校では吸わせない。中学も禁煙。学校の周りでも吸わせない。しかし投稿生になると。

通常建物の中では、会社もホテルも大学も工場も禁煙になっている。レストランもかふぇもNo Smoking。吸いたい人は特別喫煙コーナーか、路上で一服。社長も工員も出張者も外部業者もみんな一緒。高校生なら、通常路上、学校の前で吸っている。これが非常に"学校の評判"に影響する。良い生徒がほしい高校は特に敏感だ。よって去年から大きくなってきた声が「校内で喫煙を」

ラジオでこの件を討論するのを聞いたことがある。
ー ではどこで吸えというのか
ー反対者は誰なのか
質問者、年食い過ぎ。

しかしもっと年上が多いであろう行政機関は「校内禁煙」と令を下した。
ホッとした。それでもうちの14才がデビューしてないか心のどこかでひっかかる。


[PR]
by mkbookies | 2016-04-22 10:18 | 時事 | Comments(0)

助産婦は天使 じゃない

一時期軽いノンフィクション、職場、身の回りの裏話本が続々と出たことがあった。
小学校の先生が書いた連絡帳のコピー、小児科の現場、大統領元愛人。
仮題「い・き・ん・で」、もしくは「いきむのよ」「いきみなさい」、つまり、分娩台の妊婦を前に、助産婦が繰り返す決まり文句がそのままタイトルになっている。
そう、助産婦の現場本。
この表紙でなければ「どいてんか、姐(ねぇ)ちゃん」とも取れる題名だ。
中身は助産婦生活30年の今やベテラン助産婦が、過去目にした出産を思い起こすまま書き綴ったもの。
分娩台でパートナーが妊婦の親友と寝たことを知った妊婦、5か月違いの甥と叔父、生を受けてからこの世を去るまで離れることのなかった双子、母乳の出なかった移民がとった究極の手段、産院に乱入した酔っ払い、たったひとりしか枠のない立ち合い分娩の座を争う未来の祖母VS胎児の父、笑いが止まらなかった分娩室の話。
出産はどこの国でもドラマだなぁ。

でもなぁ、事者の承諾も得ずに患者のプライバシーをこんなに書くかい。さすがに患者の名前はほとんど書いてはいなかったけれど、でも噂話をするがごとく、盛り上がり豊かに事細かに語るのだろうか。
よってこっちは読んでいて、こいつはプロかいと思いつつ、噂好き、おしゃべり好きの女の職場をありありと味あわせてもらった。
患者とおしゃべりして、妊婦に振り回されて、息抜きはコーヒーブレイク。
産めや増やせや、預けや預かれ。フランス女性の活力がどのページからも噴き出していた。
一話一話は2ページ単位だし、軽く読むには丁度いい長さ。フランス女性を知るにはこういうアプローチも手っ取り早いかもしれない。
それに比べて、男たちって言ったらまったく。
でもそのおかげで助産婦はシャンパンが飲めた。
プロ意識はあるにしても、人間性に重きをおいた本。
助産婦だって感情はある。
軽く楽しく読めました。

ああ、アムールと自己主張がこってり混じったフランスだった。





b0321934_21420443.png








Sylvie Coche著 原題: Poussez-vous、Madame



にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村



[PR]
by mkbookies | 2016-04-13 22:42 | 洋書 | Comments(0)

2分間のパリツアー

2分間でパリをめぐるビデオがある。

二分間で観光ポイントをも網羅。
ないのはトイレとグルメくらいか。
でも観光客としては、お腹いっぱいになれること請け合いだ。
鐘の音を聞いてはノートルダム寺院にリアルで行きたくなり、(バーチャルだと待ち時間がないのが利点が)
カタコンベまで歩く歩道で連れて行ってくれる。(バーチャルで臭気が再現されないのが幸いだ)




にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村



[PR]
by mkbookies | 2016-03-30 22:30 | つれづれ | Comments(0)

告発ビデオでフランスの精肉業者、無期営業停止令

肉は食べるけど精肉には関わりたくない。おいしいところだけいただきたい。
自分の手は汚さない、見たくないところは見ない、そういう人は多いだろう。
先日従業員33名、年間生産3千トンという小規模工場の中で隠しカメラが設置された。
そこで撮られた屠殺現場は、安楽死からは程遠いものだった。

力づくで走り回る子羊を追い込み、殴る。
意識不明で吊るされた動物たちは、血抜きの段階で我に返る。
牛も同じ。
昏倒させるため牛は檻に入れられるが、時には二頭同時に処分され、パニックになった牛が折り重なる。

「肉は食べる。しかし動物にはできるだけ穏やかな死を」感情を抑えたビデオで語る動物愛護協会、L214。
ビデオは火曜日に公開され、同日中に役所は無期営業停止令をくだした。



オリジナルの記事、France Infoより。(フランス語)
カメラは見た。市から無期営業停止処分令








にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村






[PR]
by mkbookies | 2016-03-30 05:24 | 時事 | Comments(0)

13人のテーブル 2016 (=12人の作家+翻訳者1名)

b0321934_15514048.png










13人のテーブル新刊を読む。
買ってすぐカバーを掛けたので、今年のテーマが「兄弟姉妹」だったことに後から気づいた。
家の問題は、前回の「食」よりとっても重い。
短篇集なので、一番下に連番付きのリストを挙げておく。
12人の作家と、ひとりの翻訳者で囲む13人のテーブルは、前回よりはマジだった。
以下思いつくまま順不同の感想。
※※※※※
唯一軽快だったのが⑨のイギリス娘とフレンチ男。女性だから書ける話。
 女性の夢だね、こういうツレは。

重くないといえば⑧アレクサンドラ・ラピエール 大家族に憧れた一人息子の話、
 これもコミカル。由緒有る家も大変だ。

群を抜いて社会派だったのは⑥ キャリン・ジエベル
 スリラーとも言えるミステリを書く人。
 そしてこれは、マジすぎ。

⑪はとってもけったい。アメリ・ノトン男版?と思っていたら、イケアでタンスに閉じ込められて世界を旅するインド人を書き、ベストセラーになった人の作品だった。日本語にすると間違いなくラノベになる話。この作家の発想はやっぱり一風変わっている。

② 美人の姉、はアメリを思い出した。映画アメリ・プーラン。ちょっと変わったフレンチ娘。

⑫ 完璧な一卵性双生児 連携プレイが芸術的。短い映画を見た気分。

端的な紹介で、申し訳ないのだけれど、このシリーズは日本で翻訳がでてもおかしくないほど、現代のフランスが詰まっている。
ただ、「花の都パリ」のイメージは崩れることこの上なし。

とかくこの世は人の世だ。

※※※※※※※


①フランソワーズ・ドーダン 父(←主人公)・叔父・息子の話。
②ミッシェル・ビュシ 美人の姉
③マキシム・シャッタン 被害者を残さないシリアルキラー
④ステファン・ドゥ=グロオド コーヘン一族
⑤フランスワ・デペノ 詩的に狂気
⑥キャリン・ジエベル 文化における「娘」
⑦ダグラス・ケネディ 新婚夫婦と親と伯母 
⑧アレクサンドラ・ラピエール 大家族に憧れた一人息子の話
⑨アニエス・ルディ ホテルの火災報知機が縁結びになったイギリス娘とフレンチ男 
⑩ナディン・モンフィス バー経営の姉妹とワンコ
⑪ロマン・ピュエルトラス 世界初月に行ったジプシー
⑫ベルナール・ウェーバー 完璧な一卵性双生児





にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村

[PR]
by mkbookies | 2015-11-25 06:15 | 洋書 | Comments(0)

騒ぎの影で

パリの事件で、他の騒ぎが押されている。
耳に入らない。
知らいないことはいいことなのかもしれない。
ただでさえおしゃべりの多い職場にいるので、平日の日中は時事情報に困らないし。
思いつつも地元のニュースをチェック。

仏独スイス国境近くで、中学生13才が12才を射殺。夕方、下校時の出来事。

ここはアメリカかい。

災難を避けるには、直感を磨くこと。
直感を磨くには、
- リラックスする
- やりたいことだけやる。(やりたくないことはしない)
- 自分に素直になる。
- 明るく、人に感じ良く接する。(敵を作らない)
- ひらめきを大切にする。
それから、なんだっけ。手当たり次第に感謝する、だったかな。
これに「今日も一日謙虚になりたいと思う」と来ると、「波動」まで上がっちゃうよ。(「」内はピーコと愛子のあの世とこの世より)

そんなことに頼りたくなる。

今日も一日元気に過ごしたいと思う。







にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村


[PR]
by mkbookies | 2015-11-17 15:36 | 時事 | Comments(0)