カテゴリ:本( 35 )

にしむら珈琲店

先日ドイツ地方から客が来た。
神戸でどこに案内するか、ドイツ人にドイツ建築~、思いつつ、神戸では外せないにしむら珈琲へ。
だって、地元にしかない非全国区の手堅いカフェって、ここしか知らなかったのだから。
幸いいたく気に入っていただけた。


子供の頃から、外装が高げな気品で気になっていた。
外食をしない親と育ち、神戸に就職。
美人の友人と夜待ち合わせに使ったとき、「ここなら安心して待ってられるから」と指定された店。
ああ、この店に来れる年になったのね、とあの時ばかりは昇るしかない年齢に感謝した。



震災の時、半額になってんて、と聞き、がんばれにしむら!と心の中で祈った。
それより大変なところはあっちこっちにあったので、被災見舞いには行けず。
その後再建、全額復帰を聞いたときはどんなにほっとしたか。

そのニシムラは東京のはないと知ったのはつい最近。
さすがに豆は通販で入手できるそうだが、あの雰囲気は、味わえまい。
中座するとコーヒーが覚めないような気づかい、寒くないか、汚れないかの配慮。
それを感謝で返す顧客。

働くということを態度で教えてくれた店。

本の中にあった。

- 喫茶店の求人広告を見て応募しようと親に相談したところ、水商売がダメだと一旦は反対されたものの、応募先がにしむら珈琲店だとわかると、「あそこなら大丈夫!」と太鼓判がもらえ (P50)

水商売と軽視される時代に、服装も言葉遣いもしっかりした教育を受け、誰もがプライドを持って働いていた。
そしてそこに、親の思い出話を聞いてくる客もいる。

- 父がこの店で母にプロポーズしたんです。

お金を払ってお客様を演じるためではない。
人がまっとうに生きる時間に一役買うために、この店がある。

そしてそういう場所は、きっとにしむら珈琲だけには限らない。
こんな人生を送ることができれば。

この本は、遠い伝記や、ビジネス啓発本より価値がある。


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「神戸っ子の応接間」
日野嗣士 著


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追記:ついついリアルに来ちゃったよ。
にしむら頑張れ! 生田さんにまでお参りして。
どんだけ暇やねん、私のoff-day.
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中から選んだ
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三宮がもうすぐ遠くなる。
アルザスのクエッチが食べたくなる。
もうすっかり引きこもりな母に。豆を買って帰らなければ。

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by mkbookies | 2017-09-18 10:53 | | Comments(0)

13世紀のハローワーク

遍歴学生:散権を持つ。体力がゼロになったとき、死亡せずに確実に逃走できる。よい待遇、よりよい教師を求めて移動する学校関係者。反面、まっとうな理由もなく移る者もいた。13世紀パリにおいて遍歴学生に対し、勅令が出た。「暗殺や追いはぎ、住居への押し込み強盗云々を禁止する」
なぜにわざわざそんな令が。

神殿騎士: 発端 キリスト教の守護者、スキル 十字軍


かむろ: 魅力 “威圧のぱっつん”、武力・知力 “さりとてちんぴら”

※※※

タイトル等が丸っちいフォントで書いてあるので、“さりとてちんぴら”をついつい“ちりとてちん”と読んでしまった。

どこから読んでもいい図鑑のような「中世実在職業解説本」
イラストはキャラ本のようだが、内容はマジ。史実を基に書いてある。
100種以上の職業を紹介。
最後の参考文献の羅列は、流行歌の曲に乗せて読み歌えばきっと優に10分はかかる。(フォント8くらいでB4紙に3頁ぎっしり)
これをきっかけに、ある職業の起源を掘り深めるのもよし、自分のこれからに活用するのもよし。なんにもせずにまったり読むのもいとをかし。

小心者の私にはびっくりするような値段だったが、読むところは半端じゃないくらい多いので、一年はラクに楽しめそう。
294頁、どこをとっても遊べる本。

実際にこうして働いていた人にとっては、笑いごっちゃなかろうが。

まっとうに働こうっと。

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「13世紀のハローワーク」
 グレゴリウス山田 著







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by mkbookies | 2017-09-18 09:25 | | Comments(0)

東京すみっこごはん

共同台所 すみっこごはん 
 ※ 素人がつくるので、まずい時もあります。
- くじで辺りを引いた人が、その日の料理当番です。
- 当番は、レシピノートから好きなメニューを選んで作りましょう。
- たとえできたお料理がまずくても、文句を言わないで食べましょう。
- 店の奥の椅子は永久予約席です。足りないとき以外は動かさないようにしましょう。

※※※

目次、前書きと人物評は目を通さない。
いきなりざっくり本文からはじめる。
だから読んでいなかった。
冒頭のすみっこごはんルール。
それでもすんなり読みはじめられた。

高校で、性格の悪いクラスメートに目をつけられた女子生徒。
学校で行き場がなく、ラインではスルーされ、視点は鋭いのに反論一つできやしない。
なんでこんなヤワイねん。
死にたいのはあんたやろ、なんではっきり言ったらへんねん。
傍らに立つ幼馴染男は空気を読まず、天然に女子高生を支える。

ラノベ・ソフトハーレクインかい。
思いつつ読みすすめる。

ごはん、東京、人々の交流。
はやりのグルメ・料理ものだし。
東京? 東京が何よ、関西人にとって東京は新地だわ。
交流? クラシックすぎ~。

つっこみ放題の、自己陶酔度の高い恋愛物や学園もの。
ラノベは何にも考えたくないときの逃げ口にピッタリだ。最近食欲減退気味。(職場の只飯が有料になったため) ちょっとは食欲そそるだろう。
現実逃避目的で手に取った。


が、


やられた。

不意打ちで、足元をすくわれた。


伏線上手い。いや、さもありなん、という素朴な謎かけがあちらこちらに秘められている。
けれど漫画表紙でこう来るかとは、夢にも思っていなかったよ。
読み進めにつれ、照明のぼんやりした、狭い、客がくつろぐ小料理屋がありありと浮かび上がってきた。

人は見かけで判断してはいけない。
本は表紙で読んではいけない。
いきなり文庫のラノベを侮ることなかれ。

涙腺に効く本だった。

後でネットで見てみると、作者には左脳がない発言あり。
他の本も読んでみたい。



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by mkbookies | 2017-09-04 08:16 | | Comments(0)

筆跡鑑定人

ラノベはドラマみたいに時間を指定されないし、どこまで観ようとこっちの勝手だ。
気を張らない、緊張感バラバラの時はもってこい。
なんだか気にはなっていたが、表紙で引いていた本も、カバーをすればこっちのモノ。


谷春慶
「筆跡鑑定人東雲清一郎は書を書かない」


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書き手の性格や、書いた時の状況、焦って書いたか、じっくり腰を落ち着けて書いたかなどは、理論的に解明されている。
中心人物の大学生、著名な書籍家のできることはそれだけではない。
字を見れば、書いたものの感情が流れこむ。

書いた本人がどこに住んでいて、どんな容姿でどんな名前、までわかればオカルトだが、この男にはそこまでできない。
わかることは書から読み取れることばかり。
それでも女子大生の美咲は聞きたかった。
 おじいちゃんが他所の女性に書いた恋文は本気だったの?
 おじいちゃんは、おばあちゃん一筋じゃなかったの?
 あんなに素敵な二人だったのに。

大学の書道部を経由して教えてもらった鑑定家は、構内でもピカ一の、人付き合いの悪い、高飛車男だった。

開口一番断られ、それでも依頼すればののしられ、それでも美咲は喰らいつく。
このままじゃ、おじいちゃんが大好きだったおばあちゃんが可哀想。

そんなきっかけで始まる清一郎と美咲の文字と書をめぐる短編集、一冊につき4話掲載、既刊三冊を一気に読んだ。

展開はクセがあるので三話も読めば次の予測がつく。
清一郎は見てくれはよいが性格が悪い。頭は悪くはないが方向感覚がゼロ。
よって美咲は希望するしないにかかわらず、清一郎の「捜査」に駆り出される。
(性格が悪すぎて他に頼める相手がいない)

展開は多少わかっても、メインのストーリーは多彩だ。
ストーカーあり、古美術詐欺あり、レストランのメニュー落書きあり。
文庫のフォントの話は興味惹かれた。

文庫本と一口で言っても、岩波、集英社、メディアワーク、宝島、字体は社によって決まっている、とは、言われて初めて気が付いた。
岩波はたしかにクセがあるが、その他のところは改めて見直すと、あら、ホントに違うじゃん。
行間の問題だけかと思っていたよ。

自分は書家から程遠い、思い知らされながらも読み進む。

読み進みながらふと思う、文庫の文字は明朝体。発達障害の人にとって、明朝体って読みにくい、と聞いたことがある。
横文字の人にとって、斜めに傾いた文字を読むときに、格段にスピードが落ちるのと同じ。
教科書も、明朝体より漫画のコミック用のフォントを使ってくれればいいのに。


そんな風に気がそれながらも、流れがいいのか、一気に可愛くラブコメ三冊読了。
書きっぷりもよく、勢いよく読めた。
一言言わせてもらえば、
この著名な書家男、口からでるボキャ、少なすぎないか。

たいてい、気に入った著者は他の本も読んでみるのだけれど、
この著者の前作が「モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)」全七巻完結。

市立図書館になく、いくらネット通販が横行する現代でも、これを大人買いする勇気がない。
今のところ。

今日の読書: 三冊まとめて15星。
あぁ、楽しかった。



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by mkbookies | 2017-07-01 18:19 | | Comments(0)

恩田陸 ブラック・ベルベット 読みかけ。

実家の海っ側の道路では、古くなった水道管の取替工事がはじまった。ドリルで穴を開け、ショベルカーが大活躍。
山っ側の隣家は、住人が二階に上がれなくなったため、庭をつぶして寝室を増築中。チェーンソーやトンカチの音が鳴り響く。
実家の住人は耳が遠くなって久しい。

三方大円団 。


※※※

恩田陸氏のブラック・ベルベットを図書館で借りる。
私にとっての(ほぼ)恩田氏デビュー。
ふぅん、トルコ、、イスタンブール黒い苔に覆われた身体かぁ。
読んでも読んでも乗り切れないん
どぉしてこの人が人気あるんだろう?
思いあまって検索すると、
どうもこれはシリーズの中の一冊で、キャラ読みすべき本だったらしい。

とりあえず保留とする。
準備が整ったらまた会いましょう。

図書館に返却しに外へ出る。
川面を歩いていたら、黒い50センチはある魚に混じって、頭部と腰をびっしり緑の藻に覆われた魚が目に付いた。

言われ多き河のため写真は撮らず。

でもなんだか五分ばかり見入ってしまった。

魚はちゃんと生きていた。

ブラック・ベルベットの前作品、ちゃんと読んでみようかな。



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by mkbookies | 2017-05-20 10:01 | | Comments(0)

ダサ系Boyと人気者Girl 鉄板の高校平行純愛物語。きっかけがなければこのふたり、一生並んで歩いてるだろう。ひたすら並んで、平行に

クラスの美少女人気者、地味なクラスメートなんて鼻にもかけない。
授業中の必要最低限話しかけにも耳も貸さない。
それが合宿でふたりっきりになったのを機に、学校帰りに話すようになり。

でも、Boyは派手子に引き気味だし、GirlはBoyに言いださない。
定番のライバル、幼馴染、昔の恋、いろんな横やりが入る。
山あり谷ありエピソードには事欠かないのに、内気同士は進展しない。
日々はそのまま過ぎていく。
自分の心の動きに敏感すぎて、目が離せない。
お互いの秘めたときめきは、読んでるこっちにまで伝わってくるというのに。

最近集中力が続かなくって、一冊読むのが遅くなった、
思っていたけれどこれは半日で一気読み。

半日かかったのはついついネットで作者のプロフィールを検索し、この話の4コマ漫画版を読んでいたせい。
ほんのさっき読んだ展開なのに、それでもわくわく読みかえす。
あのときめきをもう一度。
高校の校舎、どきどきしていた毎日、忘れていた想いも思いだせる。


軽い気持ちで買った一冊。ここまではまると思わなかった。
なんせキュート。
そしてラストは。

私もあの時あそこでああしていれば。
このふたり、ずっと並んで歩いてほしい。

「君に恋をするなんて、ありえないはずだった」筏田かつら著



読んでからググると、著者のサイトがあった。

この本本当は上下巻になるのだけれど、
新人作家なので「上」とつけられなかったとのこと。

こんなピュアな本に、オトナの事情は悲しいする。

思っていたら、「重版&続編出版決定」のお知らせもあった。
オトナも昔はティーンだった。
嬉しいよぉ〜。


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by mkbookies | 2017-04-08 06:02 | | Comments(0)

いい加減な夜食 秋川滝美

ブログが更新できない。

家のWIFI機と交信しなくて何か月たっただろう。
毎月の通信費が訪問者のためのみに支払われている状態。
ここはキッズと親族のツーリストハウスか。

いつからかスマホからの更新もできなくなった。
正しくはアプリを入れれば使えるらしいが、キッズもいじるのでアプリは極力入れない。
(買い物もバグるのでそのまま放置。こっちは好都合)

という訳で本の話はこっちでやってます。
本が好き

でもくだらんネタも描きたい。対策探求中。

くだらんネタ、なんかいっぱいあったなぁ。

メモで書き溜めているからそのうちどこかで。


※※※
昨日読んだ本:

いい加減な夜食

賞味期限切れの食材で作った夜食で、お屋敷のボスにスカウトされたシンデレラストーリー。
でもシンデレラ、お城に来たくはなかったの。
だってボスが世間的には完璧すぎて。

以下私見:


 Mom I`m so hungry

ジェーンオースティンの高慢と偏見、BBC版を見て一番印象に残った英語。
こういう言葉はすぐ覚える。

Ici habe Hunger
こっちの本にも出てきた。
ドイツ語版。
横文字にするとかっこいい。
でも耳にするのは「イッヒ ハバア フンガア」

フンガア。

大昔ラジオで一度耳に挟んだだけで一発で覚えた歌のようだ。

♪ フンガア フンガア フンガア フンガア フンガア フンガア

リズムはどうでもいい。
パロディ 入れ歯を忘れえた高齢合唱団。

こっちが親の入れ歯を見るようになって、入れ歯やそれを使っている方々に関する考え方は変わったにしろ、
子供の頃に刷り込まれた歌は消えない。

そんな話よりも本題。

ノリで読む本。
ヒーローに魅力を感じるならよし、ヒロインに入れ込めるならもっと良し。

図書館戦争みたいなノリで、
もうちょっと細かく遊んでほしくて、
状況描写をエピソードでもっと遊んでほしかったが、
まぁそういう本はおいおい出てくるのでしょう。

軽く読むには楽しかった。
ジェーン・オースティンの高慢と偏見、ダーシーも、出会いの前はこんなんだったりして、とか考えたりして。

ポメスという言葉は懐かしかったわ。
フライドポテト。
アメリカに行くとプレンチポテトと呼ばれ、
フランスではポッムフリット。(des pommes frites)
片言の言葉つたない子供が一発で覚える。
ドイツではここからポメス (pommes)になり、もしくはフリッテン。
こういう言葉も一発記憶。

ケチャップにマヨ。
高貴なお方はこうはいくまい。
ヒロイン佳乃は幼少のころからお忍びで、ジャンクフードをお楽しみあそばしていたのでございましょう。
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いい加減な夜食
秋川滝美著

※※※

すれ違い、勘違いストーリーでは、田中芳樹の薬師寺涼子も読みたくなった。
こっちもキャラたちの自己主張がすごかった。
こっちの俺様もエリート路線でぶっ飛ばし、語学堪能、減らず口堪能。

「いい加減な夜食」
6月までにドイツ語マスターする。
個人的に目標再設定。
きっかけになっただけ、読んでよかったと思える本。




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by mkbookies | 2017-02-26 10:34 | | Comments(0)

ホラー・ジャパネスク読本

もう怖い本は読まない。
心に決め、図書館に加門七海、「怪談を書く怪談」、「うわさの人物 神霊と生きる人々」対談集を返す。
そしてお持ちかえりが「ホラー・ジャパネスク読本」
なぜなんだ。

宮部みゆきもしゃべってるし、加門さんもご登場。京極氏もいれば他の方々もきっとすごい。
そして読了。

すごかった。

津原泰水さんって、男性だったのね、そんなレベルの本読み歴をもつ私にとって、泉鏡花も田中貢太郎も新鮮だ。
福澤徹三さんもさがしてみよう。

噂に聞いていたが怖くて手が出せなかった三津田信三さんにもびびらされた。
百物語にまつわりすぎた百物語がたり。
対談にまで考えオチをつけるなんて行き過ぎだ(ケツの穴のちっちゃい私)
布団にもぐって電気を消して思い出した。

今井志摩子さんの普通に語る岡山談。
ーここはナメラスジだからね。
魔の通る道だっけ、(読み返そうにも今は図書館に返却したので確認できない)
高校の通学バスの通る道にナメラ、ってあったな。滑と書いてナメラ。
あそこもいわれがあるの?
昔は山奥だから、狐道と言われてもおかしくなし。
軽い気持ちで検索すると、
ビンゴ。

源平合戦が激しかった地で川沿いの周辺は血みどろとなり滑(なめり)進めないほどで。

え、

先日就職が決まって、夜中自転車で走るかどうか真剣に検討した道だよ。

ひぇぇぇぇ。

もう怖い本は読まない。

ホラー・ジャパネスク読本 東雅夫著



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by mkbookies | 2016-10-28 09:26 | | Comments(0)

徒然と本の話

よせばいいのに加門七海を読んでいる。
可愛い名前に反して、生々しいホラー作家。書くものは現実性に富み、この世の者ではない者を自ら呼び、読む人の電車を乗り越させる、スピリチュアルライター。
出身大学多摩美だよ、きっときっと絵も描ける。
わたしにとっては、もうどこをとっても信じられない存在。
図書館で「鳥辺野にて」を借りて、迫真すぎて途中で走って返しに行ったこともあった。
性懲りもなく、「猫怪々」を読み、なんだノンフィクションのほうが、軽い調子で読み流せる、と思ったのがはじまりで、
「怪のはなし」「おしろい蝶々」「怪談徒然草」と読んできた。
「おしろい蝶々」の親王の話の宴の風景など、思わずそこだけコピーを取りそうになったほど。
加門七海氏も長野まゆみ氏も、こんなに書けるのに、どうして表街道の路線にならないんだろう。
思いつつも読み、読みおわったら怖くてさっさと図書館に返しに行くくせに、三日と開けずに次を借りる。
これはいったいどういう訳だ。

先日「心霊づきあい」を読み終えた。
11人との対談集。あなたの知らない世界の新倉イワオ氏や、稲川淳二氏の中に、民話に造詣の深い松谷みよ子氏の名前があったから、と自分で言い訳しながらのスタートだった。
大森亮尚氏の名前は、アキヒサと読むのだと初めて知った。
「世界ふしぎ発見!」は異様な確率で虹が見れることも初耳だった。
呪術師の話も興味深い。そういう存在が「ふつうわかるでしょう、近所の人が留守かどうか」というレベルでお付き合いをする村民の話があったのは「怪のはなし」だっけ、とまた読み返してしまいそうになった。
エッセイ、対談は語り口が軽いのだ。軽く怖い話を語るからなんだか読める。どんどんどんどん次を読む。
今読みはじめたのは「怪談を書く怪談」これもエッセイ。
冒頭の話なんて当事者にとっては半端じゃない。
解決してくれる大伯父がいなければいったいどうなっていたか。
けれど加門七海の知人は、いい人ならば必ず解決する。
これがうれしくて、どきどきしながら読むんだよな。




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by mkbookies | 2016-10-15 15:43 | | Comments(0)

友風子


最近はまっている本。





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Livre de coloriage pour adultes Dragons 1 & 2

大人用の塗り絵。
絵がうまくなりたいなぁと思って。
色のセンスも欲しいと思って。

こんなので、練習、できるかな。

イラストについて、思いはじめたそもそものきっかけは、最近ジャケ買いしたい若い文庫、児童書がやたら多かったせい。
「わが家は祇園の拝み屋さん」、
「ゆめ結び むすめ髪結い夢暦」、
講談社青い鳥文庫「あやかしの鏡」、
お財布と相談している間に気がついた。
表紙が「全部友風子」さんだ。

(サイトはこちら。仮住まい?)


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(サイト内より)




岩崎ちひろさんのような水彩のぼかし、こんなのが描けたらいいな。
思う私にそもそものデッサン力も色のセンスもかけている。
絵心、欲しい。
マーフィの法則に賭けるか。
とりあえず、画集でお茶を濁すとしよう。


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この人の描くお茶は、赤い澄んだハーブティかもしれない。




あぁ、淡いぼかしを背景に昇る、巨大な龍が描いてみたい。
夢は大きくもってみよう。

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by mkbookies | 2016-09-21 08:55 | | Comments(0)