言わずと知れた施川ユウキ著、読書マンガ。
先日朝から病院に付き添いとして出かけた。 その時この三冊をカバンに放りこんだ。 読んではとまり、読んでは止まりしていたマンガ。 短編形式なので、途中で止めてもなんの問題もないのだし、そもそも私がこの本を読まなくっても、世界は何一つ変わらないのだ。 が、気になっていたので持って行った。 待合室でこの本しかなければ、何が何でも読むだろう。 そしてこの本は読了としてケリをつける。 そして何の迷いもなく次の本に進める。 片づけ半分の気持ちで持って行ったマンガ。 待合室でわらっちゃったよ。病院だっつうのに。 付き添われた方は登録に、門審に、検査に採決に走り回っているというのに、わたしはその車椅子を押しながらニタニタ。 読書家のレッテルを貼ってほしい主人公は、あらすじや題名から本について語ろうとする。 夏目漱石の「それから」の続編があったら、その題名は「それからそれから」だよ、などと。 なんせおバカ。 ちょっと古いが「のだめ」が読書マンガだったらこうなるだろうな、と思える話。 本には食べこぼしをつけるし、自分の世界を凛として語るし。主張に客観性はないが、ひけに自信にあふれている。 と、おバカから始まったシリーズだが、三冊目に来るとかなり落ち着いて、普通の読書家娘になっているので、ちょっとつまんない。 まわりとも強調できるようになってしまって。 まぁ、人は進歩するんだ。仕方ない。 本読みの持つあるあるを描いた本。 当てはまりすぎてうんうん、あるある。 わたしも三人の川下りを読まずに、犬は勘定に入れません、を読んだ口。 あぁ、確かに読まなくっちゃ。
by mkbookies
| 2017-10-12 18:15
| マンガ
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