13人のテーブル /13 à table 2017

久しぶりに紙の本を読む。
キンドルに入っていなかったから。
もとより積ん読読みかけの多いたちで、キンドル試し読みでここのところ足りていたのだが、毎年恒例チャリティ本がペーパーバックでしか出なかった。
それはそれで売上クリアでよろしいかと。

十三人のオムニバス、ランダムに読んでいく。
まずはフランソワーズ・ブルダン、non-anniversaire

あらすじ:
クリスマスディナーにくる二人の子供。もう大きくなって自分の生活に忙しい。来たと思えばさっさと食べて、帰宅ばかり考えている。会話もクリスマスというより、日常会話の延長。三人目は来るわけないじゃん。
放蕩に忙しい三人目は、去年も一昨年も来なかった。今年だって来れるわけないよ。
ー あの子は来るって言ったんだから。
ー あらあらそうですか。
そしてパーティは終わる。
テーブルには食べ残しのディナー。
片付けるのは明日でいいの。
私には時間だけはいっぱいあるんだから。

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安定して読める人気作家。
クリスマスは一族の一大イベント。
家族ってこんなものだよね、と思える話。


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マルク・レヴィ Accords nus



あらすじ:
恋愛には不器用な社会人、見かけた女性に一目惚れ。
思わずつけて行った先で、無言で一冊の本を渡された。
ー ここには来ないで。
そして彼女は玄関先に現れた。

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感想:
いつものおセンチなレヴィ節。
今回は素直に読めた。
私が大人になったのかしら。
それとも以前怪談本をいくつか読み続けたせい?
どこか幻想的で、この世のものとは思えないような空気が漂う。
ゴーストかい、思えるほど線が細く、存在感の薄げな儚い女性を想像してしまった。


これは今の所一押し。
あと11編。どんな話が続くのだろう。


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by mkbookies | 2016-11-30 22:40 | 洋書 | Comments(0)
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