かねがね噂は聞いていましたが :ペコロスの母に会いに行く 岡野雄一

どうしてこの本を買うんですか?
書店で購入した人を目の前にして、著者は男性客に聞いたという。
介護に携わる若者が、被介護者にも背景があると一番わかるのがこの本だから、そういう風な言葉で返答を得たそうだ。
今朝の毎日新聞に載っていた。
言葉はうろ覚え。
新聞は今朝、入院している母に持って行ったので、今すぐには正確な内容が確認できない。
本の虫の母は、次に会う日に聞くかもしれない。
— この本読んだ?

噂には聞いていた。
長崎の本屋で何か月もベストセラーになっていた本があると。
そこから西日本新聞社が全国出版し、今も版を重ねている。

興味はあった。けれど歳を重ねた親を持ち、そしてわが身のためにも耳をふさぎたくなるこの病。
母入院中の病院にある、ボランティア図書館の棚にあるのも知っていた。
今まで見て見ぬふりを重ねてきた。
けれど今の母なら聞けるだろう。
— この本読んだ?
まだ本が読めるならば。
本が読める頭も体力もあるならば。

渦中にいたこの作者は、この病とまっこうから立ち向かっている。
笑わないとやっていられない、という気もわかる。
親御さんを見舞いに行って、家に帰って描いたというマンガ。
こんなに笑えるとは思ってもいなかった。
ほのぼの。
お母さん、すごい。
いい感じでぼけてるね、
思わせるリズム。
時空移動のタイミング。
ところどころ出てくる笑顔。
うますぎ。
泣いちゃったよ。いい年して。電車の中で。


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「ペコロスの母に会いに行く」 岡野雄一 西日本新聞社出版



時代を飛んでしまうのは、こういうのもあり。

大島弓子の四月怪談の中の一話。


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この病、ご家族、身近にいる人には大変だ。
でも、
言葉も発せなくなると、もっとつらい。


※※※

と、認知の話でセンチになったのでちょっと盛り返す。

認知は脳の病です。
脳のどの部分かは専門家に任せることにして、脳の前葉頭を盛り上げるほうに話を持っていく。

やる気を出すには前葉頭に活を入れてあげればいいらしい。
どうやって?
肉を食べろ、大豆を食べろ、特に牛肉を食べたり、ニンニクを食べたりすると増えるらしい。
栄養素で言えばビタミンB6、鉄も効く。
ほかには、笑う、ときめく、目標を立てる。
中でも小さな目標を立てて目標を達成させると脳はうはうはドーパミンを出すらしい。
ご褒美、おいしいものを食べたり、歌ったりなんかするのもよいらしい。
他にも運動したり、いつもと違う道を通ったり。出展:本当に必要な人だけにドーパミン増やす方法教えます。

心理学の時間ですよ!!より。

今日から親に、豆、肉、卵、たべさせるぞ。マグロにイワシ、カツオに白鮭。
それから笑わせて歌わせて。
目標の達成、これは、やっぱり日常の生活に、積極的に取り組んでもらわんと。

家事を回して褒めて笑って。

明日はどれだけできるかな。
いっっひっひ。

※※※※※※※※※※

一番上の、岡野雄一氏の本を買った男性は高齢者施設の施設長さんで、
「認知症介護を志す若者に最も教えづらいのは、目の前のお年寄りがどういう人生を歩んでここにいるのか思いをはせることです。この本はそれを教えてくれる」そうおっしゃったそうです。
9/15(水)毎日新聞に書いてありました。ちなみにインタビューの聞き手(おそらく書き手)は尾中香尚里さん。
今日、母から新聞を回収してきました。
ペコロスは母の元に。

読むかなぁ。

追記まで。
           2016/09/17




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by mkbookies | 2016-09-15 21:52 | マンガ | Comments(0)
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