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absolutely anything

映画を見てきた。
「absolutely anything」






イギリスの、多分ロンドンにて、犬と暮らす独身男。ひょんなことから“望みをすべて叶える力”を手に入れた。
勤め先の学校の、上司よ優しくなれ、クラスよ模範クラスになれ、同僚の想いを叶えてやれ。
同じアパートの女性も自分のものになればいいのに。
次から次へと希望はでるが、言葉を得た飼い犬の本心を知ったりと、予期せぬ出来事が連発する。
その上馬鹿とチカラは使いよう、と悪用する男も出てくる始末で。


筋書きは単純。くっだらなぁい。ティーンの映画にもなりそう。でも出演者の年齢層がちょいと高いなぁ、思っていたら大どんでん返し。
この展開は不意をつかれた。ティーンには、ミニオンズで充分だ。
なにはともあれ、いくつになっても出会いは必要。欲も希望も捨ててはいけない。
それに、映画は、気分転換の一手なのだ。主要人物の平均年齢が30前後。人生これからが勝負のお年。楽しく笑って過ごさなくっちゃ。おちゃらけ感がいっぱいで、犬もわんさか出てきていた。(これは結構ポイントが高い。途中ダレてもけっして犬からは目が離せない)。
そしてラストの突然の変化球。完全に死角を突かれたよ。
おまけに映画館を出てからも、尽きることのないネタがある。

「望みがいくつでも叶うなら、いったい自分は何を願おう」

わたしなら、キッズには各自の望みの仕事につかせて、望みの人生が送れるようにさせる(※)。
(※ どれもお天道さまに顔向けのできる道であること)
親族一同は宝くじで各自億万長者にさせて、あとは勝手にやっとくれ。
それから戦争がなくなることと、大気洗浄、水浄化。それから、それから。
自分自身には雑巾猫二匹と、気ままな暮らし。こんな風に好きなことを書き散らかしてやっていければ万々歳だ。

映画を見終わって数時間。今も楽しい気分が続いている。

※※※※※※※※

あとからネットで調べて知ったけれどワンコの声はロビン・ウィリアムズだったのね。






(このワンコの声)

言われてみればエンドロールで収録風景を撮影されていたワンコの声優さん、どうみてもロビン・ウィリアムズだった。
(リンク:プレミア

製作者や協賛のリストと並行して、観客を惹きつけるようには作ってあったが、それでも軽く見流してしまった。
もっとちゃんと観ておけばよかった~。



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by mkbookies | 2015-08-13 07:26 | DVD 映画
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